とある病院の飲む気が失せてしまうような自動販売機が話題です。
知人が入院している
— 姫にゃ (@himenya299) 2017年4月14日
病院の自販に貼ってあった・・・・
さとう小さじ1杯→3㌘
・・・計算したら飲む気うせた
病院側の思惑にハマった( ;∀;)チーン pic.twitter.com/s1mFfD2RDm
そんなわざわざ砂糖の量表示するくらいなら、もはや自動販売機置かなければいいじゃん!水とお茶だけでいいじゃん!ってなりますが…
ここは病院、糖尿病を患った人や腎臓病を患った人などがたくさんいらっしゃる場所。
彼ら彼女らは自身の血糖値を厳格にコントロールしないといけません。
そうはいっても糖尿病カロリーコントロールはとっても煩雑です。
何をどれだけ食べていいのか、一つ一つ頭に入れるのは大変ですし、インスリンのタイミングも絡んできます。
時には低血糖気味になってしまう時もあるでしょう。
自動販売機に売られている飲み物はカロリー表示を手にとって確認できるわけでもないので、こうしてわかりやすく表示されていると非常に助かるのではないでしょうか?
もちろんある意味営業妨害になると思うので、メーカーに断りは入れているのではないかと思います。
この表示にはもう一つポイントがあります。
それは、カロリー数によって記述するのではなく、砂糖小さじ何杯というように、患者さんにとって身近なレベルで情報を伝えているということです。
漠然としたリスクを説明するよりも、具体的で直接的なリスクの方が人の心に届くものです。
ジャンボ宝くじに当選する確率が1000万分の1と聞いてもピンと来ませんが、アメリカで1年間過ごしている間に雷に打たれる確率のさらにその1/10の確率といえば、宝くじに当選することがいかに途方もないことかがわかります。(データは米国海洋大気庁(NOAA)の落雷情報サイトより)
この"体感として伝わる"ということ、他にも応用が効きそうですよね。
日本ではタバコはなかなか規制が進んでいませんが(JTや政府の喫煙者あたりが圧力かけているんでしょう)、海外ではタバコのパッケージがグロテスクであることは有名です。
こうして危険性がリアルに伝わることは、結果的に人のためになるのでもっと広がって欲しいなと思います。
今後はVRの活用によって、体感を重視したリスクの説明などができるようになっていくのではないでしょうか。
トレンダー |
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