Ranq logo


ビタミンKのはたらき 健康長寿には欠かせない

Thumb view 1570883644779
Thumb view 1570883644779 Pinryu

ステータス:ホワイト

健康・美容・育毛を中心に活動中です。
・健康では120歳まで元気に生きることが目標
・美容では70歳のときに50歳に見えることが目標
・育毛では日本からハゲを無くす会の自称会長です。
0 118View

 

ビタミンKは大きく2つのはたらきがあります。1つは骨の生育に関係するはたらきであり、もうひとつは血液の凝固調整に関するものです。いったいどういった効果があるのか見ていきましょう。

 

1 ビタミンKとは

【 ビタミンKの基本 】

●熱に対しては安定しており、紫外線・アルカリ・アルコールで壊れやすい油溶性の黄色油状ビタミン。油溶性ビタミンは油と一緒に摂取すると吸収率があがります。また熱にも比較的に安定しているため加熱調理も問題ありません。過剰分は肝臓に貯蔵されます。

●天然に存在するビタミンKにはK1とK2があります(合成化合物にはK3~K7が存在)。K1はフィロキノンともよばれ、光合成に必要なため植物の葉緑素で合成され、そのため緑葉野菜や海藻に多く含まれます。K2はメナキノンとも呼ばれ、おもに微生物により合成されます。K2は人の体でも腸内細菌により合成されています(体の必要量の約半分を合成)。

●K2は、その(化学構造上の)側鎖の長さによりメナキノンー4(MK-4)、メナキノンー7(MK-7)などと分類されます(数値は側鎖部分のイソプレン単位の数)。

●そのうちのMK-4は動物体内に多く存在し、納豆に非常に多く含まれています。

【 欠乏症 】

●腸内細菌により合成されるため、不足する心配はほとんどありませんが、肝疾患で胆汁分泌が弱い人や抗生物質の常用で腸内細菌が不足しているような人は欠乏の心配があります。

●ビタミンKが欠乏すると鼻血が出やすくなったり、血液凝固に時間がかかるようになります。大腸炎や胃の粘膜が弱まったりもします。また新生児の場合は腸内細菌が少ないためK2が十分に合成されず、またその吸収に必要な胆汁の分泌も十分でないため、新生児メレナ(消化管出血)や頭蓋内出血を起こす場合があります。ですから新生児には出産の数日後にビタミンK2のシロップを飲ませます。また母乳にはK2が少ないため1か月健診時に飲ませることもあります。

(※出産直前まで母親はビタミンKを十分に摂取することが重要となります)

 

【 ビタミンKのはたらき 】

(1)カルシウム結合タンパク質の生成

(2)骨粗しょう症の予防・治療

(3)止血作用に関与

  順に見ていきましょう

2 カルシウム結合タンパク質の生成

●カルシウムが骨に沈着するときにオステオカルシンというタンパク質が必要となります。ビタミンKはこのオステオカルシンを活性化させるはたらきを持ちますので、ビタミンDとともに、骨の合成に重要なビタミンであるわけです。

●また、ビタミンDと組んで骨から血液へのカルシウムの送り出す量の調整をおこないます。ビタミンDは送り出すのを促進する役割を、ビタミンKは送り出す量を抑制する役割をになっています。両方が機能することにより、血液中のカルシウム量が調整されるわけです。

3 骨粗しょう症の予防・治療

●ビタミンKは骨にカルシウムを取り込んだり、カルシウムが骨から血液に出るのを抑制したりすることにより、骨の石灰化に貢献します。このことより骨粗しょう症の予防としてのはたらきはもちろん、治療薬としても許可されています(実際に骨折しやすい高齢者の血液中のK2濃度が低いことがわかっております)。

4 止血作用に関与

●出血時には、血しょう中のフィブリノーゲンという物質が不溶性のフィブリンに変化し、血液がゼラチン状態になることにより血液は凝固します。このフィブリンへの変化にはトロンビンという酵素が必要です。ビタミンKはこのトロンビンの前駆体であるプロトロンビンの生成に不可欠な物質なのです。

●また血液には、普段の場合、血液凝固をおさえる成分が作用しています。ビタミンKはこの成分の合成にも必要です。つまり、凝固させたり抑制したりするバランスをとるはたらきを持つわけです。

●この作用により生理時の多量出血の予防にも効果があります。

ソース画像を表示

5 ビタミンKの摂取について

【 ビタミンK・食事摂取基準 】

●ビタミンKの欠乏症はめったに見られません。年齢が1歳を過ぎると、ビタミンK2が腸内細菌によって合成されるようになるためです。

● 成人は男性女性ともに1日当たり150㎍ が目安量です。

【 過剰摂取について 】

●ビタミンKは油溶性ですが、過剰症はまず報告されていません。妊婦への過剰投与(注射)による副作用の例があるくらいです。そのため、上限量は設定されておりません。ただ、ワーファリンなどの抗血液凝固剤を服用している場合や血栓症の人は、摂取量が制限される場合があります。1日当たり250㎍以上のビタミンKの摂取を続けているとワーファリンのはたらきは悪くなるといわれています。

ソース画像を表示

【 ビタミンKを多く含む食物 】

●ビタミンKを多く含む食物を10種類紹介します。

全体の量が異なるためランキングではありません。

カッコ内の数字が含まれるビタミンKの㎍量です(単位は省略してあります)

(1)モロヘイヤ50g    (320)

(2)納豆40g       (240)

(3)ほうれん草80g    (216)

(4)こまつな80g     (168)

(5)しゅんぎく50g    (125)

(6)にら50g        ( 90)

(7)ブロッコリー50g   ( 80)

(8)白菜100g       ( 59)

(9)ひじき10g      ( 58)

(10)キャベツ60g    ( 47)

ソース画像を表示

 

●納豆が骨を強くするという効果は注目を浴びています。納豆にはビタミンKのほかにも、骨を強くする成分であるイソフラボンも含まれます。今では厚生省が認定する特定保健用食品に「骨を強くする」という表示が認められた納豆も登場しております。

6 ビタミンK その他

【 発見の歴史 】

●1929年にデンマークのヘンリク・ダムが、ヒヨコを飼育するのに脂肪を含まないエサで育てると、皮下や筋肉組織が出血を起こしたり、血液も凝固しにくくなることを発見しました。彼はこの症状がアルファルファという草を添加するエサで治ることに気づき、1934年、植物の脂肪から新たなビタミンを発見し、「ビタミンK」と命名しました。1939年には、K1とK2が分離されこの2つの化学構造がはっきりしました。

Thumb view 1570883644779

Pinryu

健康・美容・育毛を中心に活動中です。
・健康では120歳まで元気に生きることが目標
・美容では70歳のときに50歳に見えることが目標
・育毛では日本からハゲを無くす会の自称会長です。