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ビタミンDのはたらき 健康長寿の秘訣

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健康・美容・育毛を中心に活動中です。
・健康では120歳まで元気に生きることが目標
・美容では70歳のときに50歳に見えることが目標
・育毛では日本からハゲを無くす会の自称会長です。
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健康な骨をつくるビタミンとして知られているのがビタミンDです。カルシウムの助っ人として骨に関与しております。ではどのようなはたらきによって骨と関連しているのかを、見ていきましょう。

 

1 ビタミンDとは

【 ビタミンDの基本 】

●油溶性のビタミンで、白色結晶、熱や酸化に対し比較的安定している物質です。

●ビタミンDにはD2からD7までの6種類があります(D1はD2を主成分とする混合物であることが判明して欠番になっています)。しかしD4からD7はビタミンとしてのはたらきが低く、天然存在量も少ないため、一般的にビタミンDといえば、D2とD3を指します。

●化学名はD2がエルゴカルシフェロール、D3はコレカルシフェロールといい、D2は植物にD3は動物に多く含まれます。ただ、人の場合はD3が効果をもつという意見とD2・D3の効果に違いはないという意見にわかれています。海外のサプリメントではD2とD3の2種類が販売されています。

●人の体内では肝臓・腎臓で順に変化し、活性型ビタミンD(1・25ジヒドロキシビタミンD)となります。

●ビタミンDはコレステロールから人の体内でも合成されます。ですからビタミンの定義からはずれているのではないかという学説もありますが、ビタミンDの吸収が低下すると簡単に欠乏症になる恐れがあるため、一般的にはビタミンに分類されています。

(※ちなみに、合成されたビタミンDは肝臓に蓄えられます)

 

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【 ビタミンDの欠乏症 】

●代表的な欠乏症は乳児・幼児に見られる「くる病」です。くる病は同じビタミンの欠乏症である悪性貧血や壊血病・脚気などと違い、死に至るような病気ではありませんが、上体を支えられなくなるほど足の骨が曲がったり、頭蓋骨や胸骨などが変形したり、歯のエナメル質が損なわれたりします。重度になると靭帯・筋肉も弛緩・けいれん(テタニー)して「蛙腹」と呼ばれる状態になってしまいます。

●成人の場合でもビタミンDが欠乏すると骨軟化症に、高齢者の場合は骨粗しょう症などになりやすくなります。

●人の皮膚にはコレステロールの一種である7-デヒドロコレステロール(ビタミンD3の前駆体のプロビタミンD3)が存在します。プロビタミンD3は紫外線に当たるとビタミンD3に変化します。日光に当たる機会の多い人は必要量の半分以上はこれでまかなえているといわれます。ですから戸外にさえ出ていればビタミンDが極端に欠乏する心配は少なくなります。くる病予防に赤ちゃんの日光浴が勧められるのはこのためです。

【 ビタミンDのはたらき 】

●ビタミンDには主に次のようなはたらきがあります

(1)カルシウム・リン・ビタミンAの吸収促進

(2)血中カルシウム濃度の調整

(3)骨の成長促進

(4)筋肉機能の調整

(5)免疫作用

 順に見ていきましょう。

2 カルシウム・リン・ビタミンAの吸収促進

●ビタミンDはカルシウムやリンの腸内吸収を促進します。また、腎臓で尿中に出たカルシウムの再吸収をも促進することにより、腎臓でのカルシウム排泄を抑制し、カルシウムの減少を防ぐはたらきも行っています。

●また、ビタミンAの吸収も助けます

3 血中カルシウム濃度の調整

●ビタミンDはカルシウムの動き全般を管理しています。血中のカルシウム濃度を一定に保っていたり、カルシウムの骨からの溶出(必要で取り出す)や骨への蓄積(余剰分を骨にたくわえる)のはたらきまでもビタミンDが関与しています。

●ですから、ビタミンDが不足すると、カルシウムの調整が効かなくなり、血管へのカルシウムの沈着が多くなるという報告もあがっています。そのため、動脈硬化といった症状の心配なども生じます。

4 骨の成長促進・骨粗しょう症の予防

●ビタミンDには血液中のカルシウムを骨に運んで、さらにカルシウムが骨に沈着することに関与し、骨の形成を助けるはたらきがあります。

●したがって、乳児・幼児の骨や歯の正常な発育を助けたり、高齢者の骨密度を増加させ、骨折を防いだりといった骨がかかわるあらゆる症状の予防や治療に関与します。当然ながら骨粗しょう症の治療薬としても用いられています。

●若い年齢からカルシウムの貯蓄をすることが大切といわれていますが、カルシウムとビタミンDを合わせて摂取するのは高齢の方にも有効なようです。85歳の女性が毎日ビタミンD20㎍、カルシウム1200㎎を1年半摂取し続けたところ骨密度がいちじるしく増加したという報告があります。

5 筋肉機能の調整

●体内のカルシウムの99%は骨に、残りの1%は血液中や筋肉にあります。筋肉のカルシウムには筋肉を収縮させるはたらきがあります。したがって筋肉中のカルシウムが不足すると、筋肉の弛緩・けいれんなどといった症状が発生します。ビタミンDには、筋肉中のカルシウムが不足したとき、各種ホルモンと協力して骨からカルシウムをとりだして筋肉に送り届けるはたらきがあります。また余分なカルシウムを骨に蓄積させるはたらきも持ちます。つまりビタミンDが筋肉の収縮の調整をしていることになるわけですね。

6 免疫作用

●ビタミンDは免疫機能へのかかわりもあるとされています。細胞の分化誘導作用(がん化しかけた異常な細胞を正常な状態にもどす)がすでに認められています。ビタミンDが不足するとがんや1型糖尿病を含む自己免疫疾患などとの関連が指摘されています。

7 ビタミンDの摂取について

【 ビタミンDの摂取のめやす 】

●ビタミンDの値は国際単位であるIU表示があります。0.025㎍のビタミンDの生物効力値を1IUとしています。

●ビタミンDについては長期に渡った安全な摂取量ははっきりしていないため、安全性を考慮したうえで成人で1日5.5㎍(200IU)が推奨量として定められています。また骨粗鬆症予防ガイドラインでは1日当たり10~20㎍の摂取が勧められています。

●また、多めに摂取しても1日当たりの目安量の50㎍を越えなければ安全とされていますので、成人の上限量は1日50㎍と設定されています。

●成人が継続的に毎日2500㎍を摂取した場合、2~3か月以内に毒性が認められることがわかっています。一般に1日500㎍を長期にわたり摂取すると毒性の可能性があるとされています。

●過剰症の症状としては、血液中のカルシウム濃度が上昇することによる下痢や脱水症状、血管壁・肺・腎臓・胃などへのカルシウムの沈着などがあります。腎臓の場合では尿毒症を起こすケースもあります。

●1日中太陽の紫外線に当たっても、皮膚で合成されるビタミンDの量は平衡に達するため、毒性が認められるほど生成される心配はありません。1日当たりの最大体内生成量はおよそ250㎍です。むしろ、晴れの日は15分・曇りの日は30分程度を毎日屋外で過ごすことがよいとされています。ビタミンDの体内生成に求められる時間数ということですね。

●日光浴不足、ビタミンD吸収障害、肝障害、腎障害の場合はビタミンD3が不足しやすいようです。例えば、腎臓病で透析をうけているような人は活性型ビタミンDを作る機能が落ちているため、活性型ビタミンD剤が投与されます。

【 ビタミンDを含んだ食物 】

●ビタミンDを多く含む食物を10種類紹介します。

全体の量が異なるためランキングではありません。

カッコ内の数字が含まれるビタミンDの㎍量です(単位は省略してあります)

(1)べにざけ80g           (26.4)  

(2)あんこうきも20g         (22.0)

(3)うなぎのかば焼き80g        (15.2)  

(4)さんま100g           (14.9)

(5)いくら20g             ( 8.8)  

(6)まあじ70g               ( 6.2)

(7)かずのこ20g            ( 3.4)   

(8)しらすぼし5g            ( 3.1)

(9)にぼし15g             ( 2.7)  

(10)卵黄20g               ( 1.2) 

(※-1)母乳に含まれるビタミンDは1リットルあたり3㎍です。過剰摂取の心配は不要です。

(※-2) しいたけの成分エルゴステールは紫外線にあたるとビタミンDになります。機械乾燥のしいたけは日に当ててから料理に使用しましょう。 

 

8 ビタミンD その他

【 ビタミンDの発見 】

●米国のメランビーは、日光を遮断した室内でくる病にかかった犬が、タラの肝油により症状の改善が可能になることを示し、1922年にこの肝油に含まれるくる病を予防する因子に対して「ビタミンD」と命名しました。

●1930年代になり、ドイツのウィンダウスは、エルゴステロールに紫外線を照射することによりD2が、7-デヒドロコレステロールに紫外線を照射することによりD3が生成することを解明し、その構造が決定されました。

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