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ビオチン(ビタミンB7)健康長寿には欠かせない

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Pinryu

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皮膚炎を予防することから発見されたビオチン。ビタミンB7(古くはビタミンHとも)と呼ばれるとこともありますが、ビタミンB群の1つです。

ビオチンのはたらきは大きく分けて2つあります。これがさまざまな効果として体に影響をあたえます。どのようなはたらきがあるのでしょうか。見ていきましょう。

1 ビオチンとは

・ビタミンHとも呼ばれていたビオチンはビタミンB群の1種である水溶性の物質です(ビタミンB7とも呼ばれます)。酸・アルカリ・光・に対して安定し、熱には不安定。さまざまな食物に微量に含まれています。

・腸内細菌により合成されるビタミンは8種類あり、B2・B6・B12・ナイアシン・パントテン酸・葉酸・Kと同様ビオチンも腸内細菌により合成されます。したがって欠乏症は起こりにくいのですが、抗生物質の長期服用などで腸内細菌のバランスがくずれたり、生の卵白を大量に摂取した場合(生の卵白中のアビジンというタンパク質がビオチンと結合して、その吸収を阻害します)などでは欠乏症状が現れる場合もあります。

・食物中ではビオシチンやビオチニルペプチドといったタンパク質と結合した状態で、ビオチニダーゼにより遊離型となり利用されます。サプリメントなどにおいては元から遊離型で含まれるため吸収率が高くなります。

・欠乏症の症状としては、皮膚炎や脱毛、食欲不振・疲労・筋肉痛・憂鬱状態などの症状があります。

【 ビオチンのはたらき 】

(1)皮膚・髪の健康に関与

(2)糖質・脂質・タンパク質の代謝に関与

順に見ていきましょう。

 

2 皮膚・髪の健康に関与

 

・ビオチンはラットの皮膚炎を予防する成分として発見されました。ビオチンが不足すると、湿疹ができたり脱毛したり白髪になったりと、皮膚や髪の症状が発生します。そのため、アトピー性皮膚炎・脂漏性皮膚炎・脱毛・白髪などの改善に有効と考えられています。

・ビオチンはビタミンC(抗酸化作用・抗炎症作用)、ビタミンE、βーカロテンとともにアトピー性皮膚炎の治療にもちいられています。

・皮膚の健康にはビタミンA・B2・B6・ナイアシンなども重要です。合わせて摂取すると効果が強まります。

・皮膚炎に対する効果の化学的メカニズムとしては、皮膚炎を起こす原因のヒスタミンの産生を抑制するのではないかと考えられていますが、詳しいことはまだ明らかになっていません。

 

3 糖質・脂質・タンパク質の代謝に関与

 

・糖質、脂質、タンパク質がエネルギーに変わるときの代謝のサポートをおこないます。糖質の代謝においては、重要な役割であるピルビン酸カルボキシラーゼの補酵素として、脂質・タンパク質(アミノ酸)の代謝においてはプロピオニルコエンザイムAカルボキシラーゼの補酵素としてはたらきます。

・他にも、さまざまな酵素の補酵素としてはたらき、ビオチンを補酵素として持つ酵素の仲間をビオチン酵素と呼んでいる程です。ビオチン酵素には、上記の酵素のほかに、アセチルコエンザイムAカルボキシラーゼ(脂肪酸合成)、3メチルクロトニルコエンザイムAカルボキシラーゼ(ロイシン代謝)などがあります。

・ビタミンB群はどれも3大栄養素の代謝を助けているので、同じようなはたらきを持っているのかと思われがちですが、それぞれの物質が異なるはたらきで関与しています。ですから、どのビタミンが欠けても、代謝の機能は低下します。いろいろなビタミンBの種類をバランスよく摂取することが効果を強めることになります。

 

4 ビオチンの摂取について

・基本的にビオチンは腸内細菌により合成され、相当量が吸収・利用されています。その量を計ることが難しいため、日本人の平均摂取量を参考に成人の1日当たりの摂取基準は成人の男性・女性ともに50㎍とされています。

・普通の食生活においてビオチンが欠乏することはまずありませんが、ヒトが毎日10個以上の生の卵白をとり続けると「卵白障害」としてビオチンの欠乏症が生じます。また抗生物質や睡眠薬のフェノバルビタールなどを長期服用しているような場合にも欠乏症がみられます。

・逆に、過剰摂取の報告はなく、上限量は決められていません。

 

5 ビオチン その他

【 ビオチンの発見 】

・1927年にドイツのボアスはネズミに大量の卵白を与えると生じる脱毛・皮膚炎は、それを抑えようとする因子(皮膚炎予防因子)が肝臓の中にあることを発見し、のちにP.ジェルジーがこれをビタミンHと命名しました。

・一方1935年、ドイツのケーグルは酵母の成長因子として見いだされたビオスから2つの結晶を分離し、そのうちの一つをビオチンと命名しました(他方はパントテン酸です)。

・1949年、このビタミンHとビオチンが同一の物質であることが証明され、化学構造もはっきりしたため、一般的には化学名の「ビオチン」の方で呼ばれるようになったわけです。

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Pinryu

健康・美容・育毛を中心に活動中です。
・健康では120歳まで元気に生きることが目標
・美容では70歳のときに50歳に見えることが目標
・育毛では日本からハゲを無くす会の自称会長です。