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ビタミンB6のはたらき 健康長寿には欠かせない

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Pinryu

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13種類あるビタミンのなかでもビタミンB群に属するものは数多くあります。ビタミンB6もそのなかの1つです。

そのなかで、よく言われるのが、B1は糖質 B2は脂質 B6はタンパク との関係が非常に強いということです(実際はB2はこれら全てと関係あるのですが)。

では、そのタンパク質と関係があるといわれているビタミンB6のはたらきを見てみましょう。

1 ビタミンB6とは

 

 

【 ビタミンB6の基本 】

●1935年にビタミンB欠乏症のラットの皮膚炎がB1やB2では治らず、酵母の抽出物で治ることからビタミンB6が発見されました。ビタミンB群に含まれる水溶性の成分です。

●化学名ピリドキシン、ピリドキサール、ピリドキサミンとこれらにリン酸が結合した6種類の総称をビタミンB6といいます。体内ではたらく活性型B6はリン酸ピリドキサール(ピリドキサールリン酸とも)です。

●一般的には腸内細菌によって合成されるため欠乏症にはなりにくいといわれています。しかし抗生物質を長期服用すると腸内細菌の育成が妨げられ欠乏症になりやすくなります。

●欠乏症の症状としては

(1)不眠症

(2)神経過敏・神経炎

(3)こむらがえり・足のしびれ

(4)皮膚炎・口内炎

(5)発疹・じんましん  などがあります

(※妊婦や経口避妊薬の常用者はホルモンの関係で欠乏しやすくなります)

 

【 ビタミンB6のはたらき 】

●ビタミンB6には主に次のようなはたらきがあります。

(1)アミノ酸や脂質・グルコースの代謝の補酵素

(2)神経伝達物質の合成

(3)抗アレルギー作用

(4)赤血球の生成に関与

(5)インスリンの活性に関与・血糖値低下・糖尿病対策

(6)肝硬変の予防

(7)つわり・月経前緊張症の軽減   など

順に見ていきましょう。

 

 

2 アミノ酸や脂質・グルコースの代謝の補酵素

 

●ビタミンB6の基本的なはたらきの1点目は、ほぼすべてのアミノ酸の合成や分解に関与するということです。人の体をつくるタンパク質はアミノ酸を合成してつくられます。20種類あるアミノ酸のうち不足しているものがあれば、他のアミノ酸でつくりかえられます。ビタミンB6はそのほとんどの作りかえに必要となります。

●したがってタンパク質をもとにつくられている肌・粘膜・髪・歯などがビタミンB6によって健全に保たれることになるわけですね。

●また、ビタミンB2と同様、脂質やグルコース(ブドウ糖)の代謝にも関与しますので栄養素の代謝に不可欠な成分ということになります。

 

 

3 神経伝達物質の合成

 

●ビタミンB6の2つ目の基本的なはたらきは5種類の重要な神経伝達物質(セロトニン・ドーパミン・アドレナリン・ノルアドレナリン・γアミノ酪酸)を生合成する酵素のはたらきに必要です。つまりビタミンB6が無ければこれらの神経伝達物質は生合成できなくなるわけです。

●そのためビタミンB6が不足すると、神経系統に関係するさまざまな症状が現れることになります。つまり、不眠症・神経過敏・神経炎・手足のしびれ・足のつり・けいれん(発作も伴う場合あり)・むくみ・うつ病(セロトニン生成とも関係)などの症状はすべて神経系に関係があるものですから、これらの症状の予防となる成分といえるわけですね。

 

 

4 抗アレルギー作用

●ビタミンB6の3つ目の基本的なはたらきは、ヒスタミン(アレルギー症状に関係する物質)の代謝に関与しているということです。

●ヒスタミンはアレルギーの原因とされている物質であり、この代謝を正常化するのがビタミンB6のはたらきの1つです。

●したがって、ビタミンB6の摂取はアレルギー症状などの予防・軽減のはたらきに関与することになるといわれています。

 

5 赤血球生成に関与

●ビタミンB6の4つ目の基本的なはたらきは、赤血球の色素ヘモグロビン(酸素を細胞に運ぶはたらきをもつ成分)の生成のうえ補酵素のはたらきをもつことです。

●ビタミンB6はヘモグロビン生成酵素アミノレブリン酸シンターゼの補酵素としてヘモグロビン生成に関与する他、ヘモグロビンの酸素との結合力を強めるためヘモグロビンの2部位に結合するはたらきもおこなっています。

●したがって、ビタミンB6は血液生成に関与するため、きちんとした摂取は貧血などの症状の予防にもなるわけですね。

6 インスリンの活性に関与・血糖値低下・糖尿病対策

●糖分をエネルギーに代謝するのにインスリンというホルモンが必要となります。

・そのインスリンの活性が低下する原因は、アミノ酸の1つであるトリプトファンの代謝が正常でなくなったときに増加するキサンチンという物質にあります。

・キサンチンが増加するとインスリンがこのキサンチンと結合してしまい消費されるからです。

・ビタミンB6はほとんどのアミノ酸の代謝に関連しており、このトリプトファンの代謝を正常にする働きもあります。

・その結果キサンチンの生成が防がれて、インスリンの活性が活発になることにより、血糖値が低下するわけです。

・当然糖尿病の予防になるわけですね。

●また、すでに糖尿病にかかっている場合も、その症状を軽減するはたらきも確認されています。

・糖尿病に関しては、ビタミンB6のアミノ酸生成作用が大きく関与するわけですね。

7 肝硬変予防

●お酒をよく飲む人がかかりやすい病気に肝硬変があります。

・肝硬変は、まず肝臓に脂肪がたまり脂肪肝ができるところから始まります。

・そのまま放置しておくと肝硬変になってしまうわけです。

・ビタミンB6にはこの脂肪肝を取り除くはたらきがあり、ビタミンB2やコリンとともに治療につかわれております。

・肝臓への負担が軽減され、肝臓のかかわるさまざまな病状の予防にもつながるわけですね。

8 つわり・月経前緊張症の軽減

 

●生理前のイライラや腰痛、憂うつなどのさまざまな症状はホルモンバランスのくずれが原因の1つとされています。

・生理の前後では卵胞ホルモンと黄体ホルモンの交換がおこなわれますが、この交換がスムーズにおこなわれずにバランスが崩れた時、さまざまな不快症状が起こるわけです。

・ビタミンB6には卵胞ホルモンの代謝に関与したはたらきがあり、生理前後のマイナス症状を緩和する作用があります。

●また、つわりはトリプトファン(アミノ酸の1つ)の代謝がうまくいかない場合、その症状が重くなるといわれています。

・インスリンの活性のところでも話ましたが、ビタミンB6にはこのトリプトファンの代謝を正常にするはたらきがあり、つわりが軽くなるといわれています。

 

9 ビタミンB6の摂取について

●ビタミンB6は1日の摂取上限量が男女ともに60㎎と定められています。

●また、摂取推奨量は成人男性1.4㎎、女性1.1㎎と定められています。

(※ただし妊婦の方は2.0㎎、授乳婦の方1.5㎎)

●基本的にビタミンB6はあまり不足しにくいビタミンであるとされていますが、妊婦の方などはホルモンバランスの関係で消費量が増えるため、多くのB6が必要とされています。

・また、過剰摂取の場合も水溶性ビタミンは尿にとけて排出されるため過剰症の心配はほとんどないとされています。

【 ビタミンB6を含んだ食物 】

・カッコ内の数字が含まれるビタミンB6の㎎量です(単位は省略してあります)

(1)魚類 びんなかまぐろ70g  (0.66)

      かつお    80g  (0.61)

      まぐろ赤身  70g  (0.60)

      さんま    100g (0.51)

      さば     70g  (0.41)

      はまち    80g  (0.36)

      ぶり     80g  (0.34)

など、さかな類には圧倒的に多くのB6が含まれます。

(2)肉類 豚ひれ   100g   (0.54)

      鶏むね   70g   (0.45)

      牛ひれ   100g   (0.39)

            

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Pinryu

健康・美容・育毛を中心に活動中です。
・健康では120歳まで元気に生きることが目標
・美容では70歳のときに50歳に見えることが目標
・育毛では日本からハゲを無くす会の自称会長です。