ビタミンB1のはたらき 健康長寿に欠かせない

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Pinryu

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13種類あるビタミンの中で、最も早くに発見されたビタミンB1

その具体的なはたらきや効果を知って自分の栄養バランスを考えていくことは健康や長寿にとって大切なことですね。

ビタミンB1に関するひととおりの基本的な知識をご紹介しますので、参考になればと思います。

1 ビタミンB1とは

 

【 ビタミンB1の基本 】

●13種類あるビタミンのなかで、最も最初に発見されたのがビタミンB1(発見というと諸説ありますが、日本の鈴木梅太郎がその存在を見いだし、オリザニンと命名されたのが1911年)。そして、最初はこのビタミンB1のことを「ビタミン」と呼ぶようになったのです。

水溶性のビタミンB群のなかの1つである生理活性物質です。

●もともとは脚気(かっけ)を予防する因子として発見され、その後の研究でより詳しいはたらきが知られるようになりました。

●物質的にはチアミンとよばれる物質でサイアミン、アノイリンなどとも呼ばれ、補酵素型はチアミン二リン酸(TPP)です。

●熱に弱く調理中にかなりが失われてしまいます。また、水道水に含まれる塩素やベーキングパウダーなどによっても壊れてしまいます。

●摂取したものをためておくことができないかわりに、過剰症(とりすぎによる障害)の心配がいりません。

●米は日本人の重要なビタミンB1摂取源ですが、精白米はもとの玄米の19%までビタミンB1が減ってしまうため、日本人にとって最も不足しやすいビタミンともいわれています。

●欠乏症には次の2つがあります。

脚気(多発性神経炎)

・・・全身の倦怠感や手足のむくみがあらわれ、重症になると心不全で死亡することもあります日本やアジアの人がビタミンB1不足になったときに起こりやすい症状です。

ウェルニッケ・コルサコフ症候群

・・・脚気と同じ症状で、心不全よりも先に脳の障害から死に至るのがウェルニッケ脳症です。糖質・タンパク質の多い食生活が原因で中枢神経が侵される欠乏症。手足のまひや意識相障害が起こります。アルコールを多飲する人や欧米人がかかりやすいとされています。

 

【 ビタミンB1のはたらき 】

●ビタミンB1には、主に次のような働きがあります。

(1)糖質代謝の補酵素としてのはたらき

(2)神経系統のはたらきを保つ

(3)むくみ・しびれの予防

 

 

 

2 糖質代謝の補酵素

●ビタミンB1の2大機能のうちの1つは糖質代謝の促進です。

・体内で糖質を分解するのは酵素のはたらきによります。

・そのために必要な酵素のうちいくつかは、活性型B1のチアミンピロリン酸を必要とします。

・したがって、ビタミンB1が不足すると糖質代謝がうまくいかなくなり、

・乳酸やピルビン酸などの疲労物質が蓄積し、疲労や筋肉痛の原因となります。

 

 

3 神経系統のはたらきを保つ

 

●ビタミンB1の2大機能の2つ目は神経系統のはたらきを保つことです。

・脳の中枢神経や手足の抹消神経の働きを正常に保つのがビタミンB1です。

・神経の司令塔は脳です。その脳のはたらきはブドウ糖という栄養をつかっておこなわれます。

・そのブドウ糖の代謝をおこなうのがビタミンB1です。

・したがってビタミンB1が不足すると抹消神経をはたらかせることができなくなります。

・そして、運動能力の低下(反射神経の異常)、手足のしびれなどの症状が現れます。

・また糖質は脳の重要なエネルギー源です。

・その燃焼が不十分になりエネルギーの供給量が減ると、精神状態が不安定になり

・イライラやおこりっぽくなるといった症状が現れます。

・これは身体症状よりも先に現れるため、ビタミンB1不足の注意信号ともいえますね。

 

 

4 手足のむくみ・しびれの予防

●むくみの予防 

・糖質の燃焼がしっかりと行われないと、細胞の隙間にこの糖質が付着することがあります。

・そしてこの糖質が水分を保持するはたらきをもつため、

・これがむくみの原因であるとされています。

・ビタミンB1を十分に摂取していれば、糖質がきちんと燃焼されるため、

・手足のむくみは予防されるわけですね。

●しびれの予防

・脳からの指令で抹消神経ははたらきます。その脳のはたらきには糖質の燃焼が必要です。

・ビタミンB1は、その燃焼の補酵素として作用しますので、

・ビタミンB1が不足すると、脳のはたらきがにぶり、

・その結果手足の抹消神経が異常をきたしてしびれの原因となるわけですね。

 

 

 

5 ビタミンB1の摂取について

 

 

●ビタミンB1は過剰量は排出されるため過剰症の心配がなく耐容上限量は設定されていません

・しかしながら一日に50㎎以上のチアミン服用による頭痛などの臨床報告もあります。

●推奨量は摂取エネルギー1000kカロリーにつき0.54㎎、成人男性1.4㎎、女性1.1㎎です

 

【 ビタミンB1を含んだ食物 】

・カッコ内の数字が含まれるビタミンB1の㎎量です(単位は省略してあります)

(1)インスタントラーメン95g     (1.39)  

(2)豚ひれ100g            (1.32)

(3)うなぎのかば焼き80g        (0.60)  

(4)豚もも60g             (0.56)

(5)豚肉ロース80g           (0.55)  

(6)豚ひき肉50g              (0.35)

(7)豚肉ばら60g            (0.31)   

(8)たらこ40g             (0.28)

(9)玄米めし150g          (0.24)  

(10)紅鮭80g               (0.21) 

(※-1)ビタミンB1は水に溶ける性質がありますので汁ごと食べるのがよしとされています。

(※-2) にんにくの香り成分アリシンとの摂取で利用効率が高まるとされています。    

 

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Pinryu

健康・美容・育毛を中心に活動中です。
・健康では120歳まで元気に生きることが目標
・美容では70歳のときに50歳に見えることが目標
・育毛では日本からハゲを無くす会の自称会長です。