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健康長寿にファイトケミカルはたいへん重要!

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Pinryu

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 健康長寿にはいろいろと重要なものがあります。

その中で、最近よく話題にでるのが「ファイトケミカル」という言葉です。

炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル・食物繊維につづく、

7番目の栄養素ともいわれているこのファイトケミカルは、

健康長寿のために非常に重要な成分の1つであるといわれています。

 

その性質や効果をただしく知ったうえで考えて摂取しなければ、

摂取しても、マイナス効果になる場合もあります。

では、そのファイトケミカルについて見ていきましょう。

 

1 ファイトケミカルとは

ファイトケミカルとは何なのでしょうか?

 

● ~~ファイトケミカルとは~~

・ ファイトケミカルとは植物のみに存在し(一部例外もあります)、

・ 主に色や香り、苦み・辛味などの素となる植物性化学物質のことをいいます。

・ 化学的には植物中の全物質をさすため、中には有毒なものもファイトケミカルといいます。

・ ですが一般的には、必須栄養素のように身体機能を維持するために必ず必要なものではないが、

・ 健康に良い影響を与える可能性があるもの全般を指していうことが多いです。

(※アリストロキア酸のような発癌性物質に対してもファイトケミカルという場合もあります)

 

・ つまり、健康長寿に影響するけれども、

・ 無くても欠乏症などにはならないものということになります。

・ 言い方をかえれば、無くても具合が悪くならないため、

・ 軽く考えられがちの栄養素ともいえるわけです。

 

・ また、あきらかに健康によい影響を与えていることが現象として実証されているけれども、

・ 化学的なメカニズムがはっきりしていないものも多いです。

・ 多くのファイトケミカルのはたらきとされるものは2点で、

・ それは「抗酸化作用」と「免疫力強化」になります。

 

● ~~抗酸化作用~~

・ アンチエイジングで必ず登場する話の1つに「細胞の酸化」というものがあります。

・ 体内では常に「活性酸素」とよばれるものが生成されており、

・ 細胞はこの活性酸素に酸化されることにより、傷ついたり壊れたりしてしまいます。

・ ふつうは体内の酵素(こうそ)がこの活性酸素を除去してくれますが、

・ 加齢とともに、酵素は減少したり、機能が低下していきます。

・ そのため細胞が新鮮さを保てなくなっていくわけです。これが老化ですね。

・ おおくのファイトケミカルは、この酵素のかわりとなって、

・ 活性酸素を除去するはたらきを持ちます。これが抗酸化作用です。

・ これは化学的にいうと、その構造内に炭素の二重結合があり、

・ これが抗酸化作用のはたらきを担うというメカニズムになります。

 

● ~~免疫力強化~~

・ 体内には外部から侵入した有害な物質や細菌を除去するはたらきである、

・ 「免疫細胞」とよばれるものが存在します。

・  免疫細胞にはいくつかの種類がありますが、

・  その1つに「マクロファージ」とよばれる細胞があります。

・  いくつかのファイトケミカルには

・  このマクロファージのはたらきを活性化させる働きがあります。

・  免疫力が強まることにより、癌やインフルエンザ・肺炎・アレルギーなど、

・  さまざまな病気を予防することが可能になるわけですね。

 

 

2 ファイトケミカルの種類・分類

 現在1万種類以上のファイトケミカルがあるとされていますが、おおまかにいくつかのグループに分けられます。ただしその分け方は、はたらきによるものではなく、化学構造などによるものが一般的です。主だったものの分類は次のようになります。

【 ファイトケミカルの分類 】

□(1)ポリフェノール

   ① フラボノイド系(色素)

   ② ノンフラボノイド系(フラボノイドではないもの)

□(2)硫黄化合物

   ① イソチオシアネート類

   ② システインスルホキシド類

   ③ スルフィン類

□(3)テルペノイド

   ① カロテノイド(色素)

   ② モノテルペン(香り成分)

   ③ ステロイド

□(4)長鎖アルキルフェノール誘導体

   ① 多糖

   ② 配糖体

□(5)糖関連物質

 

 では、それぞれにどの様な成分があるのかを見ていきましょう

3 ポリフェノール・フラボノイド系

 ポリフェノールは、ほとんどの植物に含まれ、5000種類以上ある存在します。複数のフェノール性ヒドロキシ基(例えばフェノール:ベンゼン環ーOH基など)をもつ植物成分を指します。フラボノイド系とフラボノイド系ではないものとに分かれます。

● ~~フラボノイド系~~

水溶性のビタミン様物質です。柑橘類の色素であるフラボン類、そばなどに含まれるルチン、ヘスペリジン、シトリンなどがあり、まとめてフラボノイド化合物とも言われています。総じてビタミンCの吸収を高め、ビタミンCが酸化されるのを防ぎます。

(1) アントシアニン

・黒米・ブドウ・ブルーベリー・赤ワイン・にんじん などに含まれます。

・抗酸化物質として知られているが、その理薬作用は完全には解明されておりません。

・メタ分析結果として、つぎのものがあります。

 □ コレステロール値の改善

 □ 心血管リスク低下

 □ 食道がんリスク低下

 □ 大腸がんリスク低下

 □ 糖尿病の指標改善

 □ 脂質異常症の指標改善

(※ メタ分析・・・複数の研究結果をまとめより高い位置から統計分析したもの、根拠にもと

  づく医療の中で最も質の高い根拠とされてます。 )

 

(2) ケルセチン(クェルセチン)

・ お茶・玉ねぎ・ブロッコリー・ブドウ などに含まれます。

・ 抗酸化作用・抗炎症作用・抗動脈硬化作用・脳血管疾患の予防・抗腫瘍(しゅよう)効果

  降圧作用・強い血液弛緩作用 が報告されています。   

・ 逆に、細胞増殖に関与するいくつかの酵素を阻害するというマイナス効果も報告されています。

・ 国際癌研究機関は「ヒトに対する発癌性は分類できない」というグループ3に指定。

(※ 国際癌研究機関(IARC)のヒト発癌分類

 グループ1 ・・・発癌性がある  グループ2A・・・おそらく発癌性がある

 グループ2B・・・発癌性の恐れがある グループ3・・発癌性を分類出来ない

 グループ4 ・・・恐らく発癌性はない         とされています。)

 

(3) ルチン

・ そば・アスパラガス・グレープフルーツ・トマト・レモン などに含まれます。

・ 抗酸化作用

・ 抗炎症作用

・ 血流改善作用(毛細血管を強化し、透過性の増大を防ぐ)

・ 高血圧予防(血圧を上昇させる物質の抑制作用)

・ 痔の治療

 などのはたらきがあるとされています。毛細血管の収縮作用もあり、これを利用した止血薬にはエンジュの葉抽出液が利用されています。1日に30㎎が推奨摂取量です。

 

(4) エリオシトリン

・ レモン・ライム・スダチ などに含まれます(ゆず・かぼすには含まれません)

・ 食後の脂質代謝に非常に有効であることが明らかになっている。

・ そのため、油物の食事に添えることの意義がはっきりとしました。

 

(5) ルテリオン

・ しそ・セロリ・ピーマン・パセリ などに含まれます。

・ 抗酸化物質の活性化作用・炭化水素物質の代謝の促進作用・免疫系の調整

  2型糖尿病の治療 などのはたらきがある可能性が示されています。

 

(6) カテキン

・ お茶類・ワイン・リンゴ・ブルーベリー などに含まれます。

・ 抗菌作用・抗アレルギー作用・老化抑制作用・血圧上昇抑制作用・血中コレステロール調整

  血糖値調整作用・抗酸化作用・抗突然変異・抗ガン作用 など多様な作用が報告されています。

・ 茶の木抽出物は米国ではシネカテキンスとして性器ヘルペスの治療に承認されています。

 

(7) イソフラボン

・ 大豆 などに含まれます。

・ 女性の更年期障害予防の成分として有名になった成分です。

・ イソフラボンが腸内でエクオール産生菌によりエクオールに代謝され、そのエクオールに

  エストロゲン(女性ホルモン)様効果があるという仮説が立てられています。

  日本人の女性の30~50%しか、このエクオール産出菌を持っていないため(統計的に)、

  この菌を保有していない人はイソフラボンを摂取してもエストロゲン様効果は期待できない

  ということになります。

(※ ただし、これはまだ仮説の段階であり、立証されたものではありません。注意が必要です)

 

4 ポリフェノール・ノンフラボノイド系

 

 ポリフェノールのフラボノイド系以外(ノンフラボノイド)

● ~~ノンフラボノイド系~~

(1)クロロゲン酸

・ コーヒー豆・レンコン・ごぼう などに含まれます。

・ コーヒー豆には1~2%のカフェインが含まれますが、

・ クロロゲン酸は5~10%とカフェインより多く含まれます。

・ しかし、焙煎してコーヒーにしてしまうと含有量が4~5%に減ってしまいます。

・ おもなはたらきは、つぎのものがあります。

□ 糖質吸収抑制効果・・糖質の吸収をおさえ、血糖値の上昇を防ぎ、糖尿病の予防になります。

            また、ダイエット効果にもつながります。

□ 脂肪吸収抑制効果・・脂肪を消化する酵素リパーゼをおさえ脂肪肝を抑制し、

            メタボリックシンドロームを防ぎます。

□ 抗酸化作用・・・・・活性酸素を除去し、アンチエイジングの効果が期待できます。

            シミやシワ、がんなどの予防も期待できます。

            コーヒーを飲むとガンになりにくいといわれるのは、このためです。

            このはたらきは、糖尿病の予防にも関与します。

・ マイナス効果もあり、主につぎの2点です。

■ 胃液分泌活性化・・・大量に摂取すると、このため胃潰瘍や胃炎の心配が生じます。

■ ミネラル吸収阻害・・大量摂取でミネラル吸収が阻害されます。

  ただし、このマイナス効果は、一日に3~4杯程度の摂取では問題ないとされています。

 

(2)ロズマリン酸

・ しそ・ローズマリー・レモンバームなどシソ科植物ハーブ類に含まれます。

・ おもな働きは、つぎのものがあります。

□ 抗酸化作用・・・強い抗酸化作用でアンチエイジングが期待できます。

          また、抗酸化作用は糖尿病予防にもつながります。

□ 抗炎症作用・・・天然の防腐剤ともいわれ、強い抗炎症作用・抗菌作用をもちます。

          インフルエンザなどの感染症の対策に期待できます。

□ 脳機能の調整・・脳の機能低下の改善・アルツハイマー予防改善・脳の酸化ストレス解消

          など、脳のはたらき全般を調整・改善する作用をもちます。

          また、うつ病の軽減効果もあるとされています。

□ アレルギー軽減・・花粉症アレルギーを軽減する作用が期待できます。

□ 糖尿病予防効果・・食後の血糖値上昇を抑える効果があります。

           抗酸化作用とあわせて、糖尿病の予防がかなり期待できます。

 

(3)リグナン

  (セサミン・セサモリン・セサミノールなどのジブチルベンジル化合物)

・ ゴマ・豆類(大豆など)・麦類・ブロッコリー などに含まれます。

・ ただしその含有量は圧倒的にゴマが多く、ゴマは他の食物の20倍以上、

・ さらに、アカゴマ(亜麻仁)はゴマの10倍程度含みます

・ おもなはたらきは、つぎのものがあります。

□ 更年期障害改善・・植物エストロゲン(女性ホルモン)ともいわれ、

           加齢で不足しはじめた女性ホルモンの代わりのはたらきを行います。

           ホルモン不足によって生じる更年期の症状が軽減・改善されます。

           また、同様の理由で不妊症の対策も期待できるとされています。

□ 抗酸化作用・・・・非常に強い抗酸化力をもちます。これによりアンチエイジング効果や、

           糖尿病の予防が期待できます。

□ ダイエット効果・・リグナンから生成されるSDG(抗酸化物質)という成分は、

           悪玉コレステロールをおさえるため、肥満予防にもなります。

□ 心臓病リスク低下・・SDGのはたらきにより、心臓病の死亡リスクが著しく低下する

            ことが研究結果報告として知られています。

□ 抗ガン作用 ・・・・ファイトケミカルのなかでもガン細胞を破壊し、ガン予防をする

            はたらきが強いとされています。天然の抗がん剤ともいわれます。

 

(4)クルクミン

・ ウコン などに含まれます。

・ 黄色の天然食用色素として用いられ、ターメリック色素などと表記されています。

・ おもなはたらきは次のようですが、いずれもまだ立証はされておりません。

・ しかし、科学的な見地からの理由予想はなされているようです。

・ マウス実験のレベルでは効果が確認されているものがほとんどです。

□ 抗酸化作用・・・活性酸素による細胞損傷を防ぎます。

□ 抗ガン作用・・・発癌性物質を投与されたマウス実験においては、大腸がんの発症において、

          有意な減少がみられたとの報告があります。

□ 抗炎症作用・・・エイコサノイド合成の阻害がその理由であるとされています。

□ アミロイド蓄積軽減

       ・・・アミロイドとは蓄積することにより、さまざまな疾患の

          原因となる細胞内に存在するタンパク質の一種です。

          アルツハイマー・2型糖尿病・甲状腺がん・リウマチ・不整脈

          動脈硬化・パーキンソン病・ハンチントン病(認知症の1種)

          などの原因とされているアミロイドの蓄積を防ぎます。

□ 肝臓機能強化作用

       ・・・二日酔いに良く効くといわれておりますが、アルコール摂取1時間

          程前に摂取しておくと効果が得られるとされています。二日酔いだけ

          ではなく肝臓機能全般に有効であるとされています。

 

(5)タンニン

・ お茶・赤ワイン・れんこん などに含まれます。

・ おもなはたらきは、次のようです。

□ 抗酸化作用

□ 抗菌作用  ・・・様々な細菌を殺菌・解毒する作用があり、感染症などの予防にもなります。

□ 腸整作用  ・・・腸内において善玉菌を増やし、悪玉菌をへらすはたらきがあります。

□ 抗アレルギー作用

        ・・・アレルギー時に放出されるヒスタミンの増加を抑制する作用があります。

□ 収れん作用 ・・・体に吸収されて収れん作用(ひきしめる作用)を発揮します。

           腸内では腸をひきしめて下痢の改善が、肌においてはシワたるみ改善が

           期待できます。

・マイナス効果は次の2点です。

■ 収れん作用が強いため、大量に摂取した場合、便秘を引き起こします。

■ 鉄分の吸収を阻害するため、鉄分を摂取するような食事時にはお茶を飲まないことが、

  望ましいとされています。

 ※ タンニン以外の鉄分吸収阻害作用があるものにはつぎのようなものがあります。

  ① シュウ酸(ほうれん草などに含まれる・茹でると無くなる)

  ② フィチン酸(豆腐・玄米などに含まれる)

  ③ アスコルビナーゼ(かぼちゃ・にんじん・りんご・バナナに含まれる。

     鉄分吸収を助けるビタミンCを破壊する。酸や熱に弱いので、

     それを意識した摂取が有効)

  ④ リン酸塩(スナック菓子・インスタント食品などの防腐剤)

  ⑤ 食物繊維

  

5 硫黄化合物

 

(1) スルフォラファン(イソチオシアネート類)

・ アブラナ科野菜のブロッコリーやキャベツなどに含まれます。           

 1990年に米国ジョンズホプキンス大学のポール・タラレー博士により

・ スルフォラファンにがん予防効果があることが発見され、ブロッコリーの新芽、

・ 特に発芽3日目のスプラウト状態では成熟ブロッコリーの7~20倍もの

・ スルフォラファンを含むことが報告されています。

□ がん予防作用(強力な解毒作用)

   ・・・人体には発癌物質を無毒化し排出する酵素があります。スルフォラファンには

      その解毒酵素の生成を活性化する作用があることが発見されました。また、そ

      の解毒作用により、肝機能の向上や、それによる肝障害の抑制にも効果がある

      という研究結果もあります。

□ 抗酸化作用

   ・・・ビタミンCやEの抗酸化作用とちがい、長時間作用しつづけます。ビタミンCは

      摂取後数時間でその効力が失われますが、スルフォラファンの効果は3日間も

      のあいだ持続することができます。

□ 新陳代謝をうながす作用

   ・・・活性酸素種(フリーラジカルや過酸化物など)から細胞を保護する抗酸化作用

      をもつグルタチオンの生成を促す作用があり、これにより細胞分裂が活性化し、

      新陳代謝を上げることになります。

□ ピロリ菌殺菌効果

   ・・・胃がんの原因の一つとされているピロリ菌48株すべてに対して、制菌・殺菌

      が確認されています。また、抗生物質の耐性を持った菌に対してもこの働き

      が確認されています。

□ その他の作用

   ・・・目や皮膚の紫外線からのダメージ防御や、肝臓がん、高血圧、心臓病などの

      予防効果も報告されています。

 

(2) アリルイソチオシアネート(AITC)(イソチオシアネート類)

・ からしやわさび、大根などの辛味成分。わさびをすり細胞を壊す時にミロシナーゼ

・ という酵素が生じ、これがシニグリンという成分を分解することによりAITCが生じます。

□ がん予防作用

   ・・・解毒作用や抗酸化作用によりガン予防の効果が期待できます。

□ 抗菌作用

   ・・・大腸菌やカビ、病原性細菌、などに対しての抗菌作用が知られています。

□ 血栓予防作用

   ・・・血小板の凝結を防ぐ作用があります。それにより血液がさらさらになり、脳梗塞

      や心筋梗塞の予防になります。

□ ダイエット効果

   ・・・代謝を促進する作用があるため、カロリーが消費され、結果として脂肪が燃焼し

      その蓄積を予防します。

□ 消化促進作用

   ・・・胃腸の内壁を刺激し、消化液の分泌をふやし、消化や吸収を促進させます。

 

 

6 テルペノイド

  その主要なものは動植物に存在する脂溶性の色素であるカロテノイド類になります。

カロテノイドはアルコールに溶けないカロテン類と、アルコールに溶けるキサントフィル類の2つの

種類に分類されます。カロテノイド類は600種類以上知られておりますが、共通した特徴は抗酸化

作用があるということです。ただし、この作用は一種類だけを摂取するよりも複数種類を摂取した

ほうが相乗的に効果が期待できるとされています。カロテノイドの摂取には複数の種類をバランス

よく摂取することを心がけましょう。では、主要なものをご紹介します。

 

● ~~カロテン類~~

(1)リコペン(ドイツ語読みでリコピン)

・ 水に溶けない赤色素。トマト・柿・すいか・にんじん・グミなどに含まれます。

・ 強い抗酸化力があり強力な抗がん剤になると注目を集めています。           

・ 加齢とともに血中リコピンは減少するため50歳過ぎの人はトマトを意識的に食べましょう

□ 抗酸化作用

   ・・・研究実験の結果、乳がん・肺がん・子宮がんのがん細胞の成長を抑制する働きが

      報告されました。特にたばこの煙の中の発癌物質の非活性化に有効といった報告

      があります。

□ 紫外線から肌を守る

   ・・・最近の研究でリコピンは皮膚がんの原因である紫外線から肌を守ることされてい

      ます。美容にも効果が期待できます。

 

(2)βクリプトキサンチン

・ オレンジの色素成分で、温州ミカン(オレンジの10倍以上)や柿などに含まれています。

・ 人体では必要に応じてβクリプトキサンチンがビタミンAに変換されます。

・ つまりプロビタミンA(ビタミンAの前駆体の名称)の一つです。

・ ビタミンAは過剰摂取で頭痛・吐き気・皮膚剥離・脱毛・肝障害などの症状が出ますが、

・ プロビタミンA系は必要量だけがビタミンAに変換されるため、この心配がいりません。

□ 抗酸化作用

   ・・・カロテノイド系の特徴である抗酸化作用があります。βクリプトキサンチンの

      抗酸化力はその中では高い方ではありません(リコペンが最も高いといわれて

      います)が十分にその効力はあります。

□ 抗ガン作用

   ・・・抗酸化作用がある成分には抗ガン作用があるとされていますが、カロテノイド

      系の成分の中で、βクリプトキサンチンが最も肺がんのリスク低下に有効である

      という報告があります。また、他の抗ガン作用成分は細胞の酸化による細胞破壊

      を抑えるのに対し、この成分は発ガン促進物質を抑えてガンを防ぎます。細胞が

      壊れても促進物質のはたらきを抑えれば、ガンの発生は防げます。これがこの

      成分の特徴です。

(※ βカロテンなどいくつかのカロテノイド成分は喫煙者の肺がん率を上昇させる可能性が

 あるという報告もあがっているなかで、βクリプトサンチンははっきりとした抗ガン作用が

 報告されています)

 

(3)βカロテン

・ カボチャやにんじんに含まれており、人の脂肪組織に蓄えられます。

・ αカロテン、βクリプトキサンチンとともにプロビタミンAの1つです。

・ カロテノイド系では初期のころから話題になった有名な成分ですが、

・ 現在では、カロテノイド系の中では摂取することの利点が他より弱いと言われています。

・ 他のカロテノイド系の成分と合わせて摂取することがβカロテンのプロビタミンAや

  抗酸化作用などの効力を生かすことになるようです。

 

                                         

● ~~キサントフィル類~~

(1)アスタキサンチン

・ オキアミ・エビ・鯛・鮭などに含まれる赤色素成分。

・ その強力な抗酸化作用はカロテノイド系の中でも最強と言われています。

□ 強力な抗酸化力

   ・・・カロテノイド系最強の抗酸化力で体全体の老化防止に関与します。

□ 肌の保湿効果

   ・・・肌の角質の保湿効果やコラーゲンやエラスチンの生成促進作用があるため、肌

      のアンチエイジングにも関与します。

□ 糖尿病・動脈硬化予防

   ・・・血管の傷の修復・抗炎症・心筋肥大抑制・脂肪酸の燃焼・肝臓のAMPキナーゼを

      活性化などのはたらきを持つホルモンであるアディポネクチンの分泌量を増やす

      働きにより、糖尿病や動脈硬化の予防につながります。

□ ダイエット効果

   ・・・脂肪酸の燃焼促進などによりダイエットの効果もあります。

 

(2)ルティン

・ ほうれんそう・キャベツ類・とうもろこしなどに含まれます。

□ 抗酸化作用

□ 黄斑変性症防止

   ・・・目の網膜中央部にある視力をつかさどる黄斑は老化などにより破壊されることが

      あります。これが黄斑変性症といわれ、65歳以上の人が失明する原因の1つにな

      っています。毎日6㎎以上のルティンを摂取している人はこの症状になる率が

      低いことが判明しています。

□ 皮膚がん・大腸がん抑制効果

   ・・・ルティンの効力に関する実験によりこの2種類のガンの抑制効果があることが

      確認されています。

 

(3)カプサンチン

・ とうがらし・赤ピーマンなどに含まれる赤色素です。

・ こちらも他の成分同様、抗酸化作用があり、発ガン予防や老化防止が期待できるとされて

  います。

 

7 長鎖アルキルフェノール誘導体

 長鎖アルキルフェノール誘導体は、とうがらし・しょうがなどに含まれる辛味成分です。

分類上、テルペノイドに分類している場合もあります。

(1) カプサイシン

・ 窒素を含む塩基性化合物の植物成分をアルカロイドの一種で唐辛子の辛味の主成分です。

□ ダイエット効果

   ・・・コレステロール値を下げ、肥満予防の効果があります。カプサイシンにはアドレナリン

      分泌促進作用があり、このアドレナリンの分泌により脂肪分解酵素リパーゼが活性化

      されます。そのため脂肪が燃焼されることになり、脂肪の体内蓄積量が減少します。

□ 血流改善効果

   ・・・アドレナリンが分泌されると代謝が活発になり、血流の改善効果があらわれます。

□ 冷え性改善効果

   ・・・また、代謝が活発になると体が温まるため、冷え性が改善されるとされています。

 

(2) ギンゲロール(ジンゲロール)とショウガオール

・ 新鮮なしょうがの辛味成分です。

・ しょうがの生に含まれる成分ですが、熱を加えるとショウガオールとよばれる成分に

  変化し、それぞれの効力は異なるものとなります。

□ 免疫力強化作用

   ・・・ギンゲロールには白血球を増やし、免疫力を高める働きがあります。

□ 血行促進作用

   ・・・しょうがを加熱して得られるショウガオールの方は血行を良くする効果があります。

 

 

8 糖関連物質

 

(1) サポニン

・ さまざまな植物にふくまれているが、その植物の種類によって働きが異なります。

・ 例えば大豆サポニンは抗酸化作用が、高麗人参サポニンは特別にジンセノサイドとも呼ばれ、

  さまざまな健康上の効果が得られます。

・ ただ、植物の種類によってはサポニンは有害であるともいわれているため、

・ サポニンを含んだ食物の摂取には料理法などの注意が必要となります。

【 高麗人参のジンセノサイドについて、詳しく知りたい場合はこちら↓】

  https://ranq-media.com/articles/16985/edit

 

(2)βグルカン・ペクチン

・これらの植物成分も糖関連物質ですが、食物繊維の一種のためここでは省きます。

 

9 ファイトケミカルの摂取方法

 今現在のところ、まだファイトケミカル専門のサプリメントはほとんど市販されていないようで

す。私自身も、抗酸化作用(ガン予防)や免疫強化作用といった働きが魅力的で、是非ともサプリメ

ントを摂取したいと考えて、いくつものドラッグストアを回って担当の方に聞いてみたのですが、

口をそろえて、まだおいていないといわれておりました。ただし、植物酵素やビタミン、ミネラルな

どがメインのサプリメントに配合されている場合は幾つかあるようです。

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Pinryu

健康・美容・育毛を中心に活動中です。
・健康では120歳まで元気に生きることが目標
・美容では70歳のときに50歳に見えることが目標
・育毛では日本からハゲを無くす会の自称会長です。