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【必見】南米旅行アベントゥレロス

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  初めまして。南米に在住の日本人の私がお勧めする、安全に気をつけながらも、日本では体験できない南米旅行ならではの楽しみ方をご紹介できればと思います。

1 アリカーイキケ(チリ北部)

初めにご紹介させていただくのは、チリです。

チリというと私たち日本人全般として持っている知識としては、”ああ、あの長細い国?”というのが誰もが思い出す印象です。

そして実際に行って旅行してみると本当にそのままの長細さが伝わってくる所です。

最北の主要都市”アリカ”から南へ、次の主要都市”イキケ”までの道のりをレンタカーを借りて運転してみると実感出来ます。

一度アリカの街を出ると右手は延々と太平洋、左手はアンデス山脈沿いの荒野が続く景色です。

それはまるでロールプレイングの一つの街を出て、次の街に行く道のりのような何もない風景です。

そう道路標識ですら1キロおきにポツンポツンと出てくる程度です。

走っている車も少なく一見このつまらなそうな旅は、日本では経験できないものでお勧めです。

良く南米を出たことのない方たちから聞かれます。”君が住んでいた街から、次の街までどれ位かかるの?”

正直答えに苦しみます。なぜなら”次の街”という感覚が判らないからです。

でもこの南米チリのアリカーイキケ間を自分で走ってみると、そう聞かれる訳が解ってきます。

一気に見方の広がるこのなんでもないドライブ、お勧めです。

↓これは逆走中。イキケからアリカへ

2 ボリビア ラ・パス デスロード その1

お次は、そのお隣の国ボリビアです。

先ほどご紹介しましたチリ、アリカからバスで3時間程東に行った所でチリーボリビアの国境に着きます。

そこから更に東へ3時間ほどで、ボリビア最大の都市ラ・パスに着きます。

もちろん見どころは盛沢山の所ですが、最初にご紹介するのはラ・パスから北のベニ県へと続くデス・ロード(スペイン語、カミノ・デ・ラ・ムエルテ。日本語”死の道)です。どんな道かというと、標高3600メートルの都市から海抜300メートル程の高さまで一気に上り下りできる車1台分の道を山裾に無理やり作った道です。

なぜそんな風に呼ばれるようになったのか?というと、それはもうご想像の通り事故で亡くなる方が絶えない道だからです。

しかもその事故は、他の車との接触で死亡事故に至るのではなく、道の性質によるもの、簡単に言えば300メートルもの断崖絶壁から落ちて死亡事故に至るというものです。(ちなみに未だ落ちて生き残った人はいません。)

なんでそんな危ないと解っている道を使い続けているのでしょうか?

答えはシンプルで、”他に道がないから”というものです。

3 ボリビア ラ・パス デスロード その2

そんな危険に満ちた道ですが、景色は最高です。この景色もまた日本では見られない熱帯の山岳地域ならではで、お勧めです。

安全に楽しむ方法は?

-あります。車やバスだと危険な道のりも、歩きや自転車でならもっと安全に楽しめます。ラ・パス市内からツアーが組まれていて、ガイドさん同行で自転車、ヘルメットなどの安全装備の貸し出し、はたまたツアー終了時には着用いただいたユニフォームをプレゼントなど様々な趣向がある、あちらでは定番なツアーです。乾燥していて日中でも肌寒い気候のラ・パスを出発して、段々と下っていくにつれ、湿度と気温の上昇をものの数時間で楽しめるのも、ここデスロードならではです。

4 サンタクルス(ボリビア)

  せっかくの休暇ですからやはりお酒も楽しみたいですね。

お酒といえばまずはビールでしょう。日本のように酒税がかかっていないのでお安く種類も豊富な美味しいビールをボリビア中で楽しめますが、やはりビールは暑いところの方が美味しいですよね。

そこでビールに適した高温多湿なボリビア第2の都市、サンタクルスのご紹介です。

サンタクルスは大きな都市にしては比較的安全で、常夏の気候なので夜遅くまで人々で賑わいます。

そこで、ここサンタクルスで生ビールを安く、美味しく、安全にいただける所を次の記事でご紹介です。

その前に一つ役立つ情報を。

ボリビアでは日本のようにどこのバーでも生ビールが飲めるという訳ではありません。

瓶ビールや缶ビールの方が主流なので、生ビールを飲むためにはその為にわざわざ行く場所を知っている必要があります。

また日本のように色々な監査?があるわけではないので、場所によってはビールに水を混ぜて売っていたり、安いエタノールなどでアルコール度数を無理やり引き上げていたりとありえない事も普通ですのでご注意を。

また”〇時間飲み放題”というシステムも日本の”体裁を重んじる”文化があってこそ成り立つもので、あちらでは見たためしがありません。

 

5 生ビールお勧め処1 サンタクルス(ボリビア)

 それでは生ビール処のご紹介です。

番号を付けてしまうとどうしても1番が1番良い所!というイメージになってしまうので、個人的な”お勧め順”という形でご紹介させて頂きます。

1.ファセンダ(Fazenda ブラジル料理の店)

  ボリビアのお隣ブラジルからのレストバーです。こちらの生ビールは2種類あり、プロスト(ドイツビール)と、パセーニャ(ボリビアビール)から選べます。通常価格一杯12ボリビアーノ(約160円)でいただけます。不定期にハッピーアワーの様な設定があり、それに当たると2杯で20ボリビアーノ(約300円)とお安くなります。

  またこちらの魅力は行き届いた店内、サービスです。まあ言うまでもなく日本の様なサービスをチップなしで提供する国など存在しません。それどころか、お勘定よりも高いチップを求めてくる恥知らずな定員も多くいます。そんな中でこちらのお店は注文も嫌な顔せず受けてくれますし(普通だと思っているのは日本人だけです。)、チップも自分からは要求してきませんので、是非上げたいという気持ちにさせてくれるいいお店です。

  更に多種多様な肉を塊ごと火にかけて、注文を受けてすぐに火から落として好みの大きさに切って頂けるサービスもここならではです。アツアツのジューシーな肉を頬張り、よく冷えた生ビールを暑い熱帯の夜に頂くのは最高です。

6 生ビールお勧め処2 サンタクルス(ボリビア)

2.ブラウンフォックス(BrownFox)

こちらはサンタクルス市のど真ん中にあるオリジナルの地ビールを出すお店です。

スタンダードな黄金色のビールから、赤ビール、黒ビール、また香草の入ったビールなど8種類の多様なビールからお選びいただけます。

こちらも平日8時までは2x1、つまり1杯分の値段で2杯頂けるハッピーアワーが存在します。しかも2杯目は別のビールを頼めるので、お得感も倍増です。

コップは2種類あり小グラスは約250㎖程で17ボリビアーノ(約240円)、大グラスで550㎖ほどで36ボリビアーノ(約510円)からお選び頂けます。

店内は酔って騒ぐ人などもなく静かに飲める場所です。少し薄暗く木製の店内の作りは大人な雰囲気を醸し出しています。

おつまみ系は少な目で食事後の2件目にお勧めです。

7 生ビールお勧め処3 サンタクルス(ボリビア)

3.アイリッシュパブ(Irish Pub)

   こちらは名前の通り世界的に有名なギネスの生ビールが飲める!と思いきや、残念ながら”昔は缶のギネスがあったよ”という程度ですが、店内の雰囲気はとても良く世界中のほとんどのガイドブックに載っているお店です。基本的に中は観光客ばかりですのでまた安心感も増します。

 こちらも生ビールの種類は前述のプロストとパセーニャですが、”ドクターペッパー”と呼ばれる特別なカクテルビール?の様なものがあります。値段は少し高めの50ボリビアーノ(約750円)ですが、中ジョッキに火のついたラム酒だかコニャックのショットグラスを火のついたままジョッキの中に”ドボン!”、そうすると一気に泡が噴き出てくるので溢れる前に一気に飲み干すというもの。盛り上がること必至。ちなみに安全上日本のお店では出せない代物でしょう。

 メニューは少ないですが、お食事も出来ます。お勧めは”ピケ・マッチョ”と呼ばれる牛肉、ソーセージ、玉ねぎ、ピーマン、ポテトフライ、そして唐辛子が決め手の炒め物。半盛と普通盛りから選べて、普通盛りなら、飲んでいる時のつまみとして4人位まで十分楽しめます。

    

8 生ビールお勧め処4 サンタクルス(ボリビア)

4.アンヘリーノ(イタリア料理)

 お次はキャンドルサービスなどもあるゴージャスなレストラン。店内の飾り付け、店員の対応なども日本並み。まあ値段も相応の日本円でお一人様3000円程と高めです。

 生ビールはプロストがお洒落に小さめのジョッキで出てきて、30ボリビアーノ(約450円)と成っていてワイワイガツガツいくと日本並みにお金がかかります。デートや何か特別な時にお勧めです。

 お食事のメニューは豊富にあり、お勧めはなんといっても自家製パスタ。種類豊富なパスタの形状を選び、その後ソースもご自分のお好みでお選び頂けます。パスタ約1300円より。

 

9 トゥリニダ(ボリビア)

   お次は国際空港のあるサンタクルスからバスで北へ8時間程行った所にあるベニ県の県庁所在地、トゥリニダ。

 ここでは熱帯ならではの”熱帯魚釣り”が楽しめます。街の至る所にある金物屋兼釣具屋さんでボートを出してくれる人を探して、その日のうちに川へ。町から30分位の所からボートを借りて、いざ釣りへ。

 問題はとにかく暑い。35度以上は当たり前。40度を超えることもありますので、帽子や大量の飲み水を忘れずに。ピラニアを初め沢山の食用魚が釣れます。専用の釣り具が必要にはなりますが、すごいのになるとピラルクと呼ばれる世界最大の淡水魚も釣れます。

 ↓こんな感じです。

10 大きな夕日 トゥリニダ(ボリビア)

 こちらは少し番外編。上記の釣りの帰りにジャングルで見た大きな夕日。

 アニメなどではよく大げさに描かれる大きな夕日。

 あれって本当にあるんですね。これもまた南米の熱帯ならでは。

 ↓そこで少しおすそ分け。

 

11 ジャングルツアー1 ルレナバケ (ボリビア)

 こちらはベニ県の西の方の街ルレナバケから出ているジャングルツアーのお勧めです。

この町は上記で少し触れましたラパスからデスロードを通って行かれた方が、県庁所在地のトゥリニダから行くよりも近いです。(まあ危険度も上ですが)

 お勧めは2泊3日で出ているツアーです。2日ともジャングルの中に作られた小屋に泊まります。周りには、、、まあ危険な虫、動物が沢山いますが、観光客で賑わっている所ですのでまず問題はありません。

 虫が苦手な方は少々きついかもしれませんが。(ベットに蚊帳が付いてますが、普通に色々な虫が入って来ます。)

 

12 ジャングルツアー2 ルレナバケ (ボリビア)

 して、このジャングルツアーですが見どころは?というと、行ってみればやはり大自然とのふれあいです。

 まずは暑いジャングルの中で泳げるポイントに連れて行ってもらえます。トゥリニダの釣りで紹介したのと同じ様な川だと思って頂ければ想像しやすいと思いますが、余り浸かりたくない汚い水です。

 でも意を決して飛び込んで数分泳いでいると、どこからともなくやって来るのが、、、俗にいう”ピンクイルカ”です。正式にはイルカではないのかもしれませんが、見かけはイルカです。背中からヒレにかけて本当に綺麗なピンク色をしています。

 人懐っこい性格で、人が泳いでいるのが解ると一緒に遊んで欲しいかのように体を押し付けてきます。(数センチ先も見えない水の中なら突然2メートルもある動物が体当たりして来ますので、初めはそりゃ焦ります。)

 これもまた南米ならではの経験です。

13 ジャングルツアー3 ルレナバケ (ボリビア)

 二日目の見どころはピラニア釣り。

 どんな所にピラニアはいるのかな?と興味深々で、連れて行って貰った先がまさかの、、、ピンクイルカと泳いだ場所と全く同じ所。

 ”あれ?ここ昨日のとこ?”と地元のガイドさんに聞けば、”ああ。でも血を流してなければ大丈夫なもんよ。”との事。

 まあ余り深く考えない方が楽しめます。

 釣りはというと上でも述べたように、入れ食い状態。最終的にはエサなしで針を投じれば引っかかって来るほど。

 釣りの駆け引きなんてあったもんじゃないピラニア釣り。これまた南米ならでは。

14 ジャングルツアー4 ルレナバケ (ボリビア)

 カラッと上がった香ばしいピラニアを頂いた後は、”サンセットバー”に連れて行って頂けます。

 これが意外に良く作られていてびっくり。川沿いに建てられた建物はジャングルの木々に邪魔されずに夕日を見るのに十分な高さがあり、これまた以外に電気もどこからか引いてきていて、キンキンに冷えたビールが頂けます。

 まあ流石に生ビールはありませんでしたが、暑い一日の終わりに飲む冷えたビールは何よりですね。

 ちなみにオーストラリアから来ていた5人組の若い男の子達は、一人1ケースずつ頼んでました。豪快ですね。

15 ジャングルツアー5 ルレナバケ (ボリビア)

 最終日は川から少し離れ、湿地帯をアナコンダ探しに行きます。

 川にもいるそうですが、基本的にはアナコンダは人気があると逃げていくそうなので、他のツアーグループもワンサカいる川にはいないとのことでした。また水の中ではとても素早いので、万が一を考えると危険だそうです。

 その点陸上では彼らは動きが鈍いので安全に見つけられるとの事でした。

 私が参加したツアーでは残念ながら”死骸”しか見つけられませんでしたが、ガイドさん曰く見つけられることの方が多いそうですので、ぜひお試しください。

 ちなみにブラジル政府は、12メートル以上のアナコンダには賞金を懸けているそうなので、現代のトレジャーハンティングというのもありかもしれませんね。

 安全には十分に気を付けて。