ヴィオラとヴァイオリン、難易度はどう違う? | RanQ [ランク]

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ヴィオラとヴァイオリン、難易度はどう違う?

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弦楽器ってかっこいいな……でも初心者からだと難しそう。

そんな思いとの葛藤の末、オーケストラや室内楽に思い切ってデビューしたあなた。

でも実際に見学してみると、ヴィオラやチェロなど他の弦楽器に誘われることがあります。

一生付き合うかもしれない担当楽器選びで後悔したくないですよね?

そこでこの記事では、特に似ている二つの楽器「ヴィオラ」と「ヴァイオリン」について、

楽器を始める「前に」知っておきたい特徴や難易度の差についてお伝えします。

 

1 初心者にとってのヴィオラがいい点

 

ではまずヴィオラが初心者にとっておススメできる点を挙げてみましょう。

1.常に人手不足

2.多彩な役割を担える

3.「ド」から始まる楽器

4.パートの居心地がいい傾向がある

5.ヴァイオリンが持つメリットを共有している

ざっと以上が挙げられます。一つずつ確認していきましょう。

 

1.常に人手不足

これはクラシック界(特にアマチュア)ではよく言われています。ヴァイオリン奏者と比べ、ヴィオラ奏者は圧倒的に少ないです。理由はヴィオラの絶妙な「大きさ」です。

ヴァイオリンは3~4歳、遅くても小学生から始めている方が多いため、小さな頃から練習法がある程度確立されています。ヴァイオリンは楽器の中では小さい方ですが、流石に3~4歳にとっては大きすぎるため、正規のヴァイオリンよりもう一回り小さな「分数楽器」を使うことが多いです。

一方、ヴィオラはヴァイオリンよりもさらにもう一回り大きいため、分数楽器がありません。幼いころから練習できるのはヴァイオリンだけなので、ヴィオラを始めるタイミングはどうしてもおそくなります。これがヴィオラ人口が少ない原因です。

また、人手不足=誰でも活躍できるというメリットもあります。つまり、幼いころから練習してきた「猛者」はいない訳です。だから、あなたが初心者だったとしても活躍できる可能性は十分にあります。これは楽器を続けるうえでモチベーション維持に大きく役立つと思います。

2.多彩な役割を担える

次に、ヴィオラは合奏の中でとても様々な役割を担うことがメリットになると思います。どんな楽器でも初心者のうちは難しいと感じる部分があります。でも合奏で間違えるとすぐに他人の迷惑になってしまいますよね?ヴィオラには裏打ち(リズム役)や刻み(短音の反復)簡単なフレーズばかりの曲もあるので、初心者からでも比較的合奏がしやすいです。この役割はチェロやコントラバス、金管の低音楽器などと一緒に行うことが多いです。

一方だんだん上級者になってくると、単調なフレーズだけでなくメロディックなフレーズも引きたくなりませんか?(僕はそうです)ヴィオラはメロディや裏メロ(いわゆるハモリ)を担当することもあり、おいしい部分をいただくこともあります。ヴァイオリンよりもメロディの頻度は下がりますが、歴史的な作曲家にヴィオラ好きが多いのでここぞというときに渋くてかっこいいメロディが来ることが多いです。

3.「ド」から始まる楽器

初心者の中には、小学校で習ったドレミにしか親しみがない人が多いです。上達していけばほとんど問題なくなりますが、ヴァイオリンの最低音は「ソ」であるのに対し、ヴィオラの最低音は「ド」なので、とっつきやすいと思います。

4.パートの居心地がいい傾向がある

1の理由に少々連動しますが、ヴィオラパートは控えめな人が多いです。普段合奏中に人を支えたり、呼吸を読んだりと控えめな役割が多いからでしょうか?環境によるのでこの項目は経験談ですが、ヴァイオリンパートと比べると明らかにおとなしめな人が多く感じます。

5.ヴァイオリンが持つメリットを共有している

これはヴァイオリンと比べる上でメリットにはなりませんが、例えばチェロやコントラバスといった他の弦楽器より持ち運びが楽な点や、管楽器と比べてずっと弾いていても疲れない(息を吐き続けるため)ことから、ヴァイオリンと同様魅力的に思える点もたくさんあります。また、マイナー楽器とは言え、形状の似ているヴァイオリンと共通した練習法も多いので、「情報が無くて練習方針に困る」なんてことはありません。

 

以上です。様々なメリットがあるのでヴィオラはおススメです。僕も好きな楽器なのでヴィオラを押したいですが、一方でヴィオラのデメリットも書かないと公平ではないので次はそちらを説明します。

2 初心者にとってヴィオラのつらい点

ヴィオラが初心者にとって辛いかなと思う点は以下だと思われます。

1.メロディが少ない

2.楽譜がハ音記号

3.有名な練習曲が少ない

以上です。順番に見ていきましょう。

 

1.メロディが少ない

メリットにも挙げられていた、多彩な役割を担うヴィオラですが、つまりメロディが少ないということにつながります。モチベーションを保つうえでメロディが少ないと退屈してしまうこともあるので、初心者のうちは曲全体を楽しむ余裕が必要でしょう。

2.楽譜がハ音記号

「ハ音ってなに?」

おっしゃる通り。クラシックになじみがない方(ある方でも)はハ音記号を知らない方が多いです。ハ音が使われるのはヴィオラとファゴットの一部なので、慣れないと混乱します。

 

3.有名な練習曲が少ない

これもモチベーションを保つうえで問題になります。最悪ヴァイオリンの曲を移調して弾いたりします。ただ、最近は簡単なヴィオラ曲集などもあるので徐々に解決していく問題と言えるでしょう。

 

いかがだったでしょうか?ヴィオラという楽器を選ぶうえで、あなたの参考になれば幸いです。

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