海外赴任~準備~時系列に沿って | RanQ [ランク]

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海外赴任~準備~時系列に沿って

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 私は今から20年ほど前、突然海外に赴任することになり、十分な調査や準備もなしで現地に向かった経験があります。暖かい地方なので布団はタオルケット1枚で十分だよといわれ、そのとおりにしたところ、現地は日本の真冬なみの寒さで凍えながら夜を過ごした思い出があります。

 突然の赴任が決まり頭が混乱している中で、冷静に準備を進めていかなければいけない。たいへんなことですよね。自分が経験した上で、海外赴任する方が抑えておいたほうがよいと思われることをまとめてみました。

1 時系列順のやることリスト

 

海外駐在することが決まった場合、つぎのようなことを準備していく必要があります。

① パスポート作成

 パスポートを持っていない場合は、まずこちらの作成が必要となります。手続きから入手までに一定の期間がかかりますので早めの準備が必要です。

② ビザの習得

 会社で手配してもらえる場合は必要ないのですが、個人で手配する場合はパスポートとあわせて習得手続きが必要になります。(赴任先の国でビザが必要な場合)

③ 市役所手続き

 住民票を移し替え・住民税や年金、保険の手続きが必要になりますので、役所で確認・手続きをとることになります。

④ 生活必需品の準備

 赴任先の生活環境にあわせた準備が必要になりますので、いろいろと調べたうえで、リストを作成し、準備にはいってください。たとえば寒い地方ならばどの程度の防寒準備が必要なのか、ふとんなどは現地で調達できるのか等

⑤ チケットの手配

 日程が決まり次第、チケットの手配が必要となります。航空会社やチケットの種類ごとに持ち込める荷物の量などが異なりますので、確認のうえ⑥の荷造りをすることになります。

⑥ 生活必需品(現地に送る荷物)の送る手配

 現地に送る荷物の手配が完了したら、次はそれを送る手配になります。航空便は早く届きますがコストが高く、船便はコストは安いですが現地到着まで若干の時間がかかります。何を航空便で送るのかは必要性と予算からよく考えて手配する必要があります。

 *尚、船便でさえも決して安くはないので、現地調達できるものはできるだけ現地で購入したほうが安くあがります。

⑦ 現地の通貨の準備に関して

 基本的に日本の換金率は高くつく場合が多いので(赴任する国にもよりますが)、現地について、円から現地通貨への換金をおすすめします。目的の国の空港にある換金所で簡単に換金できますので、特に日本で準備しておく必要はありません。万が一のことが心配の場合は1~2万円程度の換金をしてあれば十分でしょう。

⑧ 現地の日本大使館へ行く

 日本で住民票をぬいてしまったので、赴任する国にある日本大使館へ申請が必要になります。これは、あわてなくても、目的国でひと段落してからでよいでしょう。

⑨ 持ち家がある場合のその処理

 日本に持ち家がある場合は、結構面倒なことになります。誰かに貸すのか、あるいはどなたかに依頼して管理してもらうのか。時間がかかるものですので、経験者の方などに相談して早めに動くことが必要です。

⑩ ペットを飼っている場合

 犬や猫などの愛着のあるペットを飼っている場合、基本的に多くの方は一緒に連れて行くことが多いようですが、どのように運ぶのかは事前に調べておく必要があります。また、この場合赴任先の住居にも気を回さなければなりません。ペット禁止の賃貸などもありますので、一緒に暮らすことが可能かどうかは確認するようにしておいてください。

 

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2 持ち物一覧

 持ち物は駐在先の国の生活環境、水準などにより大きく変わりますが、どこに行くことになっても必要なものをリストアップしてみましたので参考にしてください。

(1)寝具

 多くの国はベット生活になると思われますが、シーツ、枕、ねまき、掛布団などは現地で購入するか日本から送るかのいずれかになります。

(2)洗面、入浴道具

 タオル、歯ブラシ、シャンプー等は、よほどの場所でない限り現地調達が可能ですがこだわりのものなどがある場合や、現地到着初日のことを考えると携帯しておいてもよいのではと思われます。

(3)仕事、プライベートの服

 仕事用はいくつか送る必要がありますが、プライベート用は最低限のものを用意してそれ以外は、やはり現地調達がおすすめです。

(4)調味料

 海外で生活していく上で最も大きな問題は食生活の部分であると思われます。私が赴任したときは、多くの日本人の方がこの問題で生活をあきらめて日本に帰国しておりました。私もそれで一度は生活を断念しようとまで考えたのですが、①醤油 ② ソース ③ マヨネーズ ④ ケチャップ ⑤ 七味⑥ わさび ⑦ からし を食事七つ道具と称して携帯するようになってからはいっきにこの問題が解決しました食に神経質な方には是非日本から持っていくことをおすすめします。

(5)電化製品について

 電気のワット数やコンセントの形は国によって異なります。日本で使用していたものが現地でも使用可能かどうかの確認をかならず行うと確実かと思われます。なお、コンセントに関しては連結の部品が行先の国で販売されていることが多いです。会社などに確認をしておくとよいでしょう。

 

(外国語の学習・公式サイトへ↓)

 

3 生活便利グッズに関して

 

赴任先のダイソーや日本のスーパーの有無を事前確認

 現在は各国の主要都市にはすでにコンビニやダイソー、日本のスーパーなどがたくさん進出しており、必要なものの大半は現地調達できる便利な世の中になってきております。そういった大きな都市に赴任される場合は、あまり問題ないのですが日系の企業があまりない地域へ赴任の場合は、前段階の準備が非常に重要になります。

収納ケースはひそかなポイント

 私が赴任したときに感じた問題点は、その赴任先で服や小物を収納するためのケースや箱の不足でした。そこで日本から送るものを現地で使用する予定の箱やケースに詰め込んで船便で送り、中身だけでなく入れ物もあわせて調達するという作戦でしのぎました。長居が考えられる方で、物が多い場合は、100均などで手に入る整理するためのケースや箱は現地で生活するうえでの便利グッズと思われます。

 

4 準備全体のチェックリスト・確認

□ パスポート(コピーもあると便利)   

□ ビザ

□ 航空チケット             

□ 前の住民票

□ 洗面用具               

□ 現地通貨

□ 寝具                 

□ 服

□ 食事用具(調味料なども)       

□ 使用可能な電化製品

□ 持ち家の扱い

□ ペットの扱い

 

(シンガポールへ行くなら↓)

5 子供の学校を調べておく

 現地に赴任してからでないと活動できないものもありますが、時間があれば日本にいる間に調べておいた方がいいものもあります。子供がいる場合の学校選びは、できれば日本にいる間に調べておきたいものです。

  海外での学校のタイプは基本的には3つに分けられると思われます。

① 日本人学校

 シンガポールや香港などは現地に日本人学校があります。学校の教師も日本人、友達もすべて日本人。当然学校の授業も日本語で行われるわけですから、お子様の語学の学習のことはあわてて考える必要はないのでありがたいですね。

② 現地校

 現地の国の子供たちが通う学校となります。当然のことながら学校の授業は現地の言葉でおこなわれます。英語圏の地域ならばまだしも、そうでない国に赴任される場合はその国の言葉を学習するところからのスタートになります。お子様にかなりの負担がかかります。

③ インターナショナルスクール

 英語圏でない国の場合、②のように現地の言語での学習になります。したがって多くの国には、他国から赴任してきた方のために英語で学習が可能なインターナショナルスクールがあります。いくつものスクールがあり、それぞれに長所や短所が異なりますので、通わせる予定の方はしっかりとした下調べが必要です。また、子供たちの言語学習についても考えておく必要があるでしょう。

 

6 子供の受験のための学習塾などを調べておく

 小学生以下の子供の場合は、あわてて塾を探す必要もありませんが、中学2,3年生の子供がいるとなると話は別です。進学先が現地のインターと考えているのであれば問題ないのですが、日本に帰国して受験をさせたいとなった場合、いち早く塾選びが必要となってきます。日本にいる間に情報を得ておくと動きやすいかもしれません。ポイントになるのは次の点ではないでしょうか。

(1) その塾が帰国先の地域の受験事情を知っているか

  海外赴任の場合、帰国先が関東や関西をはじめとして日本各地であることが考えられます。帰国先により私立・国立高校の受験が主流の場合もあれば県立高校の受験が中心になってくることも考えられます。その塾が子供の帰国予定の地域に関して十分な受験の知識を持っているのかを確認することは重要な要素であると思われます。

(2) その塾の過去の受験実績が希望する帰国先地域(県など)に対応しているか

  地域の受験情報は持っていても、合格させるためのノウハウがその塾になければお金をかけて通わせる意味がありません。現在は県が変われば同じ県立でも受験のシステムがかなり異なります。戻る予定の県に対応した指導が受けられるかを確認しておく必要があります。

(3) 家庭教師はいるのか

  国や都市によっては、家庭教師派遣の機関がある場合もあります。満足いくような塾が見つからなかった場合、こちらを探してみるのも選択肢の一つです。ただし、家庭教師を雇う場合は事前に必ず顔を合わせてお話をうががうことをおすすめします。指導経験が浅かったり、力不足でも平気で指導しているケースを沢山見てきました。

(4) スカイプ授業などの遠隔指導

  塾や家庭教師のいないような地域に赴任することになった場合、スカイプなどで遠隔指導をしているサービス会社もいくつか存在します。たいへん人気のあるサービス会社も知っております。塾がないからといってあきらめずにいろいろと調べてみましょう。

 

7 銀行口座について

 現地で仕事をする以上、銀行口座をもつことは必須となります。赴任する会社から指定された銀行がある場合は問題ないのですが、自分で探す場合は早めに口座開設のために動く必要があります。そのためには日本にいる段階でどのような銀行があるのか調べておくと安心です。チェックするポイントを挙げてみました。

(1) 日系の銀行があるか

  たとえば三菱UFJなどは大きな都市に支店をおいていることがあります。日本への送金などを考えている場合は手数料などが安くあがるケースも考えられます。まずは日系の銀行の有無を確認してみましょう。私の場合はシンガポールのUFJに非常にお世話になりました。

(2) 預金残高の指定額の確認

  海外の銀行では預金残高が規定の額未満の場合は、毎月手数料が発生することがあります。銀行ごとにその決められた額がかなり異なるため、事前に確認が必要です。銀行によっては数十万円の預金が必要なケースも考えられます。

(3) 口座開設に必要な入金額の確認

 (2)と同様に口座開設時に必要な預金額も銀行ごとに指定されております。日本の場合は割と少額で開設できるのですが、まとまった額が必要な銀行もあり、事前確認が必要です。

(4) 必要な条件の確認

  海外赴任者は現地の国からすれば外国人なので信用がありません。したがって会社の名前を使わなければ口座開設ができない場合もあります。どの様な条件と、どんな書類が必要なのかも確認しておくとよいでしょう。また銀行によっては、多くの日本人が口座を作りすぎたという経緯があるため、開設を厳しい条件で制約しているところもあります。口座開設自体が可能かどうかも調べておきましょう。

 

8 現地の治安を確認しておく

 ひとことに治安といっても、命にかかわる危険性の度合いの話と、置き忘れたものがもどってこないといった話では、だいぶ意味合いが異なります。どのような観点で治安を見ておく必要があるのかをまとめてみました。特に家族連れの場合はこれが重要なポイントかもしれません。

(1) 命にかかわるような傷害事件が起こる可能性

(2) スリやひったくりの被害にあう可能性

(3) 置き引きが起こる可能性

(4) 夜のお酒を飲む場所での暴力事件や女性問題、ぼったくり問題のおこる可能性

(5) タクシーのごまかしや、店のおつりのごまかしなどの可能性

(6) 食堂やレストランにおける衛生面での問題(これも治安の一種ではないでしょうか)

などがあげられます。

 私が経験した例としては

① タイのバンコクのお土産売り場でバックパックにいれていた財布をスラれた経験があります。自分はそんなにまぬけではない、と思っていたのですが手口があまりにあざやかで、これでは日本人はやられてしまうなと妙に納得したものです。20万円ほど入れておりました。また私の友人もタイのマッサージをうけているときに、何とわきにおいていた財布がマッサージ後になくなっていたそうです。

② シンガポールのフードコートで食事後、急性赤痢にかかり一日に30回以上トイレにいきっぱなしという経験もあります。病院の医師の方の話ですと、この症状は日本人のみのものであり、世界で最も免疫力が弱い国民だそうです。多くの同僚が同じ経験をもっています。

③ これは聞いた話なのですが、マレーシアに赴任していた方の奥さんが一人でタクシーに乗ってしまい、見知らぬ場所に連れていかれ暴行をうけたそうです。それ以降その方が務めている会社から社員全体に妻の一人外出をさせないようにといった指示が出たと聞きました。

妻子の有無やお酒を飲む飲まない、安い食堂を利用するタイプかどうか、など個人の状況はひとそれぞれですが、自分に該当すると思われるポイントは事前にチェックしておいた方が安心かと思われます。

 

9 海外赴任 サポート業者

 現在、海外赴任する人の数が増えております。それに伴いさまざまな赴任サポート業者が利用できますので、引っ越し、ペット関連、子供の教育、日本からの必需品の輸送、など目的に応じていろいろと利用が可能です。予算に余裕がある場合は依頼してみるのも一つの方法と思われます。

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