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「日本人はなぜ席を譲らない?」のツイートに猛反発!?「レディーファースト…」

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「レディーファーストは理解しがたい」

反論の中には、純粋に「レディーファースト」というコンセプトが理解できていない(あるいはそれを受け入れられない)と思われる人々からのコメントが複数あった。いずれも男性のようだった。

「男性は疲れてても女性に席を譲れというのがあなたの男女平等ですか?女性は席を譲られるべきか弱い存在なのでしょうか?男女問わず立つのがしんどい人に席を譲るべきというのは理解できますが、なぜそこにジェンダー論を持ち込むのでしょうか?」

「レディファーストは理解しがたいです。子連れの場合は譲りますけど。レディファーストの意味は?」

「きっと日本で男女平等が浸透したからではないでしょうか?怪我人や老人、妊婦等の例外はありますが、近年多くの女性の方々が男女に平等な権利をと言われており、それでレディーファーストの考えが消えたのだと思います。より良い男女平等社会に向かってるのだと思います。」

日本は世界経済フォーラムの男女平等ランキングで、2018年は149カ国中110位、G7最下位を更新し続けている。客観的に見て、今、日本は世界の中で最も男女不平等が激しい国の一つと言って差し支えないと思う。そもそも「レディーファーストの考えは消えた」のではなく、日本には最初から存在していないと思う。

「男女平等ならなぜ女を守る必要が?」

日本の男性たちは何故「レディーファースト」ができないのか?その答えはおそらくシンプルだ。「知らないから」だ。 通常、日本で育つ男の子たちは「紳士たるもの、女性を守り、敬意をもって大切に扱わなくてはならない」という騎士道精神や、「女性をエスコートする際のマナー」の基本を、家でも学校でも教えられない(同様に女の子も、エスコートのされ方を教えられない)。

いろんな国の友人たちを見ていて、こういうマナーの教育は、やはり子ども時代からの親や周囲の大人によるトレーニングと、習慣の刷り込みが大きいと感じる。 今回きたコメントの中にこんなものもあった。

子供の頃米国にいましたが公共のエレベーターなどに先に乗り込もうとすると知らないおじさんから「私の妻が先だよ」と注意されたりする事しばしば。子供の頃からの教育、しつけの問題だと思います。ちなみに数年後帰国してそのノリで女の子の荷物持ってあげたりしてたらいじめられましたw」

日本で育つ男の子の大多数は、こんな風に大人の男性からピシャリと言われた経験もなく、身近な大人の男性が女性をカッコよくエスコートする姿を生で見ることもないまま育っている。だから、「男女平等なんだろう?だったら、男が女を守る必要なんてないだろう」「なんで男だからって女に席を譲らなくてはならないのか」という発想になるのではないか。

私は普段から、大きなスーツケースを持って日本でも海外でも移動している。日本以外の国では、こちらが頼まなくても、ほぼ必ず誰か男性が手助けしてくれる。日本国内でもこれまで駅の階段などで悪戦苦闘している時に助けてくれた人は、日本人以外の男性の方が断然多い。

あるとき東京でスーツケースを持って電車に乗る時、重いので持ち上げるのに一瞬間が空いてしまったら、後ろにいた日本人男性に「モタモタしてんじゃねーよ」と小さい声でつぶかれて心底びっくりした。そんなこと言うんだ?。「手伝いましょうか?」じゃなくて? 

2020年のオリンピックまでに、日本でも誰かが重い荷物を持って大変そうにしていたら、(男女問わず)頼まれなくても自分から声をかけ、自発的に動ける人がもっと増えて欲しい。そうでないと恥ずかしい。