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人間は他人のためにお金を使うと幸福度が上がる生き物である

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ある面白い実験があるので紹介しよう。

① 4週間にわたって毎週25スイスフラン(約3000円)のお金を支給することを伝えた。

② 被験者の半数には、お金を他人のために使うことを約束させた。

③ 残りの半数はお金を自分でどのように使うかを完全に自由に計画できた。

④ どちらの被験者グループも、実際のお金のやりとりは行わなかった。(つまり、お金を渡すことを伝え、その使い道について考えさせるところまでだ。)

この結果、被験者には、お金の使い道を決めさせた後に質問に答えさせ、その間に脳スキャンを実施した。

その被験者への質問は、被験者自身の利益と、実験で決めた贈り物を受け取る人の利益をはかりに掛けるシナリオを連想させる、想像させるようなものだった。


この実験の結果、お金を分け与えると決めたグループの方が、約束通りの行動でなくても、自分で使い道を決めることのできたグループに比べて、自己申告時の幸福度が高いことが明らかになった。

つまり、『人のためにお金を使ってね』と強制された場合の方が幸福度が高かったということだ。自由なのは後者の自分自身で自由に使い道を決められる方のはずなのに。

なお、被験者が申告した幸福度は、使い道を約束した金額の大きさ(いくらを他人のために使うか)とは無関係だった。

 

 

このことから分かるのは、人間は自分のためにお金を使うことより、他人のためにお金を使うことに幸福を感じる場合もあるということ。小さな金額だから成り立つことなのかもしれないけど、もっと他人のためにお金を使う文化が増えれば世の中はよくなる気がする。

 

 

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