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お色気漫画はむしろ誠実な男性を増やす!?

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『週刊少年ジャンプ』に掲載された「ゆらぎ荘の幽奈さん」という作品の性表現が子どもに悪影響を与えるのではないかという声が上がり、ネットを中心に波紋を呼んでいる。

参考記事:過激すぎる?「少年ジャンプ」のお色気表現に賛否 「息子には読ませない」「エロは成長に必要」

 

この漫画の主人公であるコガラシくんは美少女たちとのラッキースケベに遭遇しまくるのだが、弁護士の太田啓子さんはその性表現が少年向けの漫画としては過激過ぎなのではないかと疑問を呈した。

「息子には少年ジャンプは読ませない。息子をもつ保護者の皆さん。少年ジャンプ編集部に抗議を。どうかと思うよ」

とTwitterに投稿し、その投稿は瞬く間に拡散し、物議を醸し出した。

 

彼女は他にも、

「嫌がっている相手の意思を無視して性的行為を行うのが普通のことだと学んでいく」

「女の子の体をパーツをデフォルメしたり物のように扱ったり嫌がっていても大したことではなく楽しいことのように表現したりするのは、子供が誤った認知をする可能性が高いから止めてほしい」

などと投稿しており、

子供が少年ジャンプを読むことで、誤った性に関する認識を持つのを危惧していることが伺える。

 

これらの意見に対して同じように憤慨する人もいれば、

「子供がいつまでも無垢であってほしい親のエゴ」(ろくでなし子)

「自らの性嫌悪を子どもに、ひいては社会に押しつけたがるのは迷惑ですね」(佐藤大和 弁護士)

「禁止を語る人は、相当知能が低い教育を受けてきたのだろう」(江川達也 漫画家・タレント)

など批判したり難色を示す人もいた。

1 1ジャンプのエロを規制したところで意味がない

この手の話題は正解がないため、それゆえに皆が自分自身の経験を元に持論を展開する。

そのため論点があっちこっちに伸びたりして、不毛な議論になる傾向がある。

太田啓子的には「少年が漫画を読むことで、誤った認識を持ってしまうこと」を危惧している訳で、

今回に関しては「ゆらぎ荘の幽奈さんを読むことで無垢な少年がどう変わるか」どうかを考えればいい。

 

純粋無垢な少年でも思春期になれば、異性に関心を持つし、ちょっとエッチな漫画に手を伸ばしてみたいと思うようになるのは当然だ。

昔に比べれば、性と恋愛に関するコンテンツの敷居は恐ろしく低くなっただろう。

コンビニでエロ本を買わなくても、インターネットさえあれば、いくらでも閲覧できる。

ジャンプのエロを規制したところで、太田啓子さんの息子もどこかしたらエロに関する情報にアクセスすることだろう。

Twitterでもアダルトビデオ配信サイトでも、ゲームでも同人誌でもいくらでもツールは溢れているのだから。

 

さて、ジャンプには度々恋愛・エロ路線の漫画が登場する。

いちご100%や、ToLOVEる、そして今回のゆらぎ荘のように。

他のライトノベルにも言えることだが、少年向けの主人公は金太郎飴のように酷似している。

・主人公は平凡な学生(時として友達いない)

・なぜか美少女(複数名)に好意を寄せられる

・主人公は真面目で優しい。そして鈍感。

・草食系で決して自ら手を出さず、受け身に徹する

 

考えてみれば当たり前である。

主人公は超イケメンだったり、超優秀だったり、あるいはヤリチンだったりしたら、大多数の読者は感情移入できないのだから。

読者受けするためには、こういった都合の良い展開にしないといけない。

 

そんな漫画を読んで無垢な少年は何を思うだろうか。

きっと「高校生になれば、こんなウハウハな高校生LIFEが待っているのだ!」

「こんな冴えない自分でも、真面目で誠実ならモテるはずだ!」

とそんな風に思うのが大多数だろう。

なぜならラッキースケベに遭遇している主人公が羨ましいから。

主人公のように生きればラッキースケベに遭遇できると学ぶからだ。

 

つまり、太田啓子の考える危惧は的が外れている。

少年ジャンプに掲載されるような漫画は、むしろこういった誠実で優しい男性を増やしているというのが実態だろう。

批判している側がもっとも望むような人を量産しているのだから、暖かく見守って欲しい。

 

(追記)

R18のエロ漫画の中には、主人公が鬼畜なもの、あるいは鬼畜に変わっていくものもある。

前者は、例えば催眠術や薬を使用するとか、中出しで喜ぶ女性などが登場してくる。

あるいは、性格が捻じ曲がった女性が登場し、調教していくストーリーなど。

それらは主人公に自身を投影して、考え方が歪むリスクが高いため、発禁にしても良いかもしれない。

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