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猛暑になる前に!大丈夫ではない恐ろしい熱中症

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沖縄ではもう梅雨が開けたようですね。

昨年は少し涼しめの夏でしたが、今年はなかなか厳しい暑さが予想されてますね。

 

今回は夏に向けて熱中症のお話です。夏になると熱中症で倒れる人がたくさんいます。

中には亡くなってしまう人も。

軽度の熱中症であれば、スポーツドリンクを飲ませて涼しいところで休養させれば、回復しますが、熱射病と呼ばれる状態になってしまうと生命の危機に直結します。

 

熱中症は防げる病気。夏を前に一通り確認して行きましょう。

1 熱痙攣

体には体温調整中枢があり、体温が上がろうとすると、2通りの方法で体温を下げようとします。

一つ目が、皮膚から直接に外界に熱を放熱するパターン。

二つ目が、汗をかき、その汗が蒸発する時の、気化熱によって体温を下げるパターン。

外気温が体温より高いとパターン1がうまく働かず、湿度が高過ぎるとパターン2がうまく働かなくなります。

 

さて、体は体温を下げようとして、熱を下げようとするわけですが、

汗では水分と一緒にナトリウムなどの電解質も一緒に失われます。

電解質のみが喪失し、体内のNaが不足してしまうと、筋肉などで痙攣が起きてしまいます。

これが熱痙攣です。

こむら返り(足がつる現象)が起きやすくなったりしますね。

熱痙攣は電解質の不足が原因なので、スポーツドリンクなどで補給するのが対処法です。

2 熱疲労

パターン1にせよ、パターン2にせよ、人の体は放熱のために皮膚表面の血管を拡張させます。

皮膚の血管を拡張させることで、皮膚の血管に流れる血液量を増やし、放熱を促進させます。

 

さて水分補給が追いついていない場合、大量の発汗によって体内の血液の絶対量が不足してしまいます。

ただでさえ脱水によって減少している血液が、放熱のために皮膚表面に集中してしまうと、脳や心臓といった主要臓器に流れる血流が不足するようになります。

 

これを二次的な血流分布の変化といって、特に血圧低下によって脳の血流が不足し、脳虚血が起きて一過性の意識消失などが起きてしまった場合を熱失神と言います。

他にも全身疲労感や脱力、めまい、頭痛などが現れます。

体温自体は40度以下とされ、この熱疲労は熱射病に至る一歩手前とされます。

 

すぐに風通しの良い涼しい場所へ移ったり、水分補給したり、身体を冷やすために脇の下や首、足の付け根などに保冷剤を当てて体温を下げましょう。

3 熱射病

高温多湿な環境に長時間いると、体は熱を放熱できなくなります。

汗をかいてもかいても体温を下げられないため、体は熱を溜め込みます。これをうつ熱と言います。

 

このうつ熱によって体温調整機能が破綻した状態を熱射病と言います。

熱射病では異常な体温上昇(40度以上)をみるようになります。

体温は異常に上昇し、循環・呼吸中枢がうまく働かなくなり、血圧がさらに低下したり、昏睡に至ったり、全身痙攣、呼吸障害など様々な症状が出ます。

発汗停止といって、汗をかかなくなり、体は熱いにも関わらず、皮膚表面が乾燥しているという状態になります。

 

このような人を見かけた場合、迷わず救急車を呼びましょう。
一分一秒を争います。

救急車を待っている間は高熱によって体の機能がうまく働くなってしまっている(多臓器不全)ので、腋窩や首などに保冷剤を当てて身体を冷やしましょう。

4 高齢者やこどもは熱中症に弱い

高齢者やこどもは熱中症に弱いです。

乳幼児などでは体温調整がまだ未発達であったり、自分で喉の渇きを訴えることができないという問題があります。

加えて、子供で問題となるのは、アスファルトなどの照り返しです。

子供は大人に比べて身長が低いため、この照り返しによって、大人が感じるよりも高い外気温に晒されます。

あと、車の中に置き去りは絶対にしてはいけません。

 

高齢者もまた、体が脱水症状になっていても、体感として気づきにくいという傾向があります。

自身では気づかぬうちに脱水状態になって、血行動態が悪くなる場合があるのです。

5 こんな症状が出たら要注意

まずは普段からこまめに水分補給をしましょう。

日差しの強い場所や暑く湿度の高い場所は避けましょう。

まだ大丈夫って思っているうちに、気づかずに熱中症が進んでいる場合があるので、無理は禁物です。

 

・めまいがする

・からだがだるい

・ふらふらする

・手足の筋肉が痙攣する

・喉が乾く

 

などの症状が出たら要注意です。

くれぐれも無理はしないようにしましょう。