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日本は「空気」による独裁国家〜なぜ若者の自尊心は低いのか〜

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トップ画像は平成26年度の内閣府の特集 今を生きる若者の意識~国際比較からみえてくるもの~から。

日本の若者は諸外国と同程度の社会規範への意識がある一方で、「他人に迷惑をかけなければ、何をしようと個人の自由だ」という項目に関しては諸外国より30%近く低い。

これは日本の若者は国際的に見ても、他の人の行動に気を配っており、周りの人と異なる行動を取ることを恐れていることを示している。

 

ちなみに、このデータの中では他にも日本の若者の自信のなさや将来への不安が、他国と比較しても著名に高いことが示されている。

「周りの人と異なることをするのが怖い」「自信がない」「将来へは不安しかない」

これが今の若者の意識を特徴だということになる。

 

1 日本は「空気」による独裁国家

日本は民主主義国家ということになっているけれど、実態は独裁国家だと思う。

一体何に独裁政治を敷かれているかというと、安倍総理じゃない。

 

「空気」だ。

 

私たちは「空気」という独裁者によって、独裁政治を敷かれていると言ってもあながち間違いじゃない気がする。

社会規範、同調圧力、出る杭は打たれる…

学校でも仕事場でも生き方でも、言葉には出されずとも期待される「正解」があり、その「正解」を解答することをひたすら求められる。

学校では真面目に勉強し、偏差値の高い大学へ行くことが求められ、

仕事場では仕事ができる以上に、会社へ適応し迎合することが求められ、

大学や短大を卒業したら、就職し、結婚して子供を持つ。それが生き方の基本だと教えられる。

それらから外れたアウトローに、世間は容赦しない。

 

私たちは「空気」に迎合している間は安全だけれど、「空気」に逆らうと抹殺される。

まるでどっかのミサイル飛ばしている国みたいだ。というかあの国を笑ってられる余裕なんてないんじゃないか。

 

人と違うことをしたら白い目で見られ、皆がすることになんで?と疑問を持ったら叱られる。

みんなができることはできて当然であり、できない人はダメな人として認識される。

そんな「空気」の支配の中、若者は人と違う側面を隠し、自分の嫌な側面として、自己を否定する。

自身が"異質"を忌むべきものと捉えているからこそ、自身が嫌っている"異質"を他人に見ると、同じように否定する。

 

そうして「空気」によって若者の自尊感情は捻じ曲げられていく。

「空気」によっていじめが助長され、 「空気」によって完璧主義が横行し、失敗を恐れるようになる。

 

私たち日本人は何かに従っていないと不安で仕方がない人種なのかもしれない。

その不安が「空気」への追従に繋がり、そうして作られた「空気」がまた仲間外れへの不安を作る。

その悪循環によって、現代の日本の若者の陰鬱な価値観は形成されているのかもしれない。