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EVのこれからはポルシェが牽引するのか

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1 『Mission E』

ポルシェ初の市販EVとなる4ドアスポーツ「Mission E」の発売がポルシェCEOのオリバー・ブルーム氏がフランクフルト・モーターショーで明らかにした。性能面では、『Mission E』はテスラのモデルSには及ばないものの、0-100km/h加速が3.5秒を下回るとされ、2つのモーターによるAWD機構、ポルシェ911と同様の4輪操舵システムまで備えるものとされる。

『Mission E』の約8万~9万ドルという価格帯は、ポルシェの車で言えば「パナメーラ」のエントリーモデルとほぼ同等。同じEVであるテスラ モデルSの13万5000ドル前後(1500万円前後)に対してはかなり低く抑えられているのも特徴だ。

もちろんお金が余って仕方のない方々にとっては、この程度の価格差などどうということもないのかもしれない、それでもポルシェのブランドとデザイン、性能を総合してみれば、かなり魅力的なパッケージになるのは言うまでもなくMissionEの出荷時期は2020年頃になる予定だ。

EVの要となるバッテリーはル・マン24時間耐久レースを制したポルシェ911ハイブリットの技術を応用し、350kWの高速充電システムなら15分で400kmの走行が可能なレベルにまで充電が可能で、フル充電なら約500kmの走行が可能になるとしており、これとは別にデジタル分野の技術者も雇い入れて、EVの特性を活かした新ビジネス開拓も目論んでいるのではないかとされている。

2 対テスラは相手じゃない?

ポルシェ初のEVとなる『Mission E』の購入を検討している人の多くは、その比較対象としてテスラモデルSと比べるのではないか?

ポルシェのEV開発担当者によると、『Mission E』は何度でも最高の性能を引き出すことができ、テスラ車のルーディクラスモードのような連続使用回数の制限などは存在しないと語っている。テスラモデル Sは短時間のあいだにルーディクラスモードによる全開加速を「2回だけ」試すことができるものの、それでは最高速度にまで到達しないのだとか?それに比べると、『Mission E』は長時間にわたって持続的に最高のパフォーマンスを維持できるとしているのがモデル Eとの違いだ。

『Mission E』にはまだ利点があります。それは最高速度で持続的に走行を続けられるというところ。テスラの高級セダンやSUVは長時間にわたって全開走行を続けられるようなバッテリー冷却性能を備えていないとのこと。EVに乗る以上、必ず確認しておかなければならない『充電設備の充実』についてはどうでしょうか? ポルシェは米国内189か所のポルシェディーラーすべてに800V仕様の充電設備の設置を進めている、さらにポルシェ以外の既存の(400V)充電設備ネットワークとも提携を進めているとしており、こちらは充電時間もかかるものの、とりあえず米国内においては『Mission E』による長距離の移動に心配はいらない模様で、ポルシェは本国ドイツでもアウトバーン沿いに800V充電設備の設置を進めています。

なお、『Mission E』はケーブルを接続する必要のない「インダクティブ充電」にも対応しており、自宅のガレージに専用の充電器を設置すれば、『Mission E』をガレージに格納するだけで充電が可能になっているのも利点と言えるのではないか?
 

3 バッテリー問題は?

一見完璧にみえるが、ひとつ問題があるとすればバッテリー切れの不安だ。EVを運転していると、いつも目的地までバッテリーがもつだろうかという心配に見舞われる。充電切れで路肩に停止せざるを得なくなったり、あと数キロメートルしか走れないのに最寄りの充電スタンドがどこにあるかわからないといった状況に陥りたくはない。

ガソリン車に目を向けると、米国の人達の大半は1日の走行距離が80km程度で、ガソリン車の走行可能距離は最長で600kmを超える。しかもガソリンスタンドがいたるところにある。こうした環境は遠くにドライブするときには心強いし安心感は捨てがたい、そこでポルシェは、このEVならではの病理とでもいうべき「走行距離不安症」への対応策を明らかにした。全米189のディーラーに急速充電器を設置『Mission E』のオーナーたちが自信をもち続けられるよう、20分で400kmを走行できるだけの充電ができるバッテリーを搭載し、さらに新しい充電スタンド網を構築するというのだ。

ポルシェは「全米に広がる189の販売代理店に800Vの急速充電装置を設置します」と説明した。ガソリンの給油と同じくらい速くて手軽とはいかないが、少なくともポルシェの販売店があるような場所を運転するぶんには十分に便利なはずだ。EVの充電時間は短縮化が進んでおり、ガソリン車からの乗り換えを考えるドライバーも出てくるだろう。しかし、急速充電はスタンド網が整備されてこそ機能するものだ。長距離ドライバーや自宅の車庫に充電設備がない人にとって、こうしたインフラは大きな魅力になる。

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Dai

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