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見捨てられた留年生たち

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5月4日午前8時過ぎに名古屋大学の学生寮で、火事があり、1年生の男子学生が亡くなった。

この学生は留年が決定しており、事件は留年について話し合うために父親が寮の1階ロビーで待っていた時に起きた。

これらのことから、留年に追い詰められた末の自殺の可能性が考えられている。

火災:名大学生寮で爆発音、男性死亡

 

まだ事件や事故の可能性もあるが、Twitterでは留年によって追い詰められてしまう心境に対して様々な声が上がっている。

 

 

 

1 留年でどうして追い詰められてしまうのか

体裁的なものだけではないでしょう。

人によっては奨学金を借りており、その継続が危うくなってしまう場合や、就活に影響が出てしまうケースもあるでしょう。

膨大な人数がインターネットを介して就活に応募する今の時代、学歴や留年の有無である程度足を切られてしまうのは、学生としては納得いかなくても採用側の負担を考えれば仕方がないのかもしれません。

親との関わりも関係しているのでしょうか。今回亡くなった学生の親はGWを機に訪問していたといいます。

子供のことを心配して訪問したのだとは思いますが、当人の学生はプレッシャーを感じていたのでしょうか。

 

留年で大変なことの一つとして繋がりが途絶えてしまうことがあります。

同期に対しても正直会いづらくなるでしょうし、よほどあっけらかんとしたタイプでない限り、それまで仲良くしてきた高校や大学外の友人にも話づらくなるでしょう。

知り合いにも留年が決まった瞬間に、ぱったりと連絡が途絶えてしまった人がいます。

 

大学はそうした孤立しつつある留年生に対して対策をするほど優しくありません。

限られた財源や制度は、できることなら優秀な学生に注ぎたいからです。

より学ぶ意欲の高い人には留学資金を提供したり、機会を与えたり支援を惜しまない大学や先生方は多いですが、

留年生に惜しみなく支援をしようとする先生方は少ないというのが実情です。

 

少しずつ孤立していく留年生たち。その問題は、社会の見えにくいところで広がっているのかもしれません。