上の画像を見てみると、タコ足配線(octopus wiring)とあります。タコ足配線を英語でいうとそのままoctopus wiringって言えるんだ...
英語を話している中で気づくことがあります。
「英語には様々な表現の仕方があるということ」です。
同じことを言おうとしても人により様々な言い方が存在するのです。
なので、いってみれば英語で何か言う時には、自分の直感にあった表現を見つけて話すのがいいと言えるかもしれません。
言葉はその人を映し、その人を形作っていくものであるので、自分にあった表現を見つけていくことはいいことではないでしょうか。
日本人はよく英語を話す時、
「(文法や表現の仕方を)間違えるのが嫌で、文法などを考えているうちに焦って英語が喋れなくなる」
と言う人を多く見かけます。
しかしながら、ここで重要なのは完璧な英語を話すことではありません。
ここで大切なのは、「自分の言葉を相手に伝える力」なのです。
英語は言語であり、言語は意思疎通を図る道具に過ぎないのです。
英語力とは、その英語という言語を用いてリーディング、ライティング、リスニング、スピーキングといった活動のなかで相手とコミュニケーションをする力と言い換えることができると思います。
英語はあくまで相手とコミュニケーションをするための道具なのです。
要は英語を話したりする時に大切なのは、相手にわかりやすく伝わるように話すことです。
そこに模範解答などなく、英語の表現の仕方は人により異なっていていいのです。
私が日頃からするようにしている事は
「できるだけ簡潔に相手に伝わる短い表現を探すこと」です。
これがいいことなのかと言われると、そこはわかりませんがあまり英語を話すのが得意でない人にとってはいい方法であると思います。というのも、英語を話すことが苦手な人が日本語のまま英語に翻訳しようとするとその表現は長くなる場合も多く、それを頭の中で一個一個翻訳していくうちに英語が口に出てこなくなり、あまり人前で話せないということが起こる場合があるからです。
ここでは日本語にも得意な表現の仕方があり、英語にもそれとは違った得意な表現を持っているということです。
例えば、「お腹が痛いです。」と相手に伝えたい場合、あなたならどのように表現するでしょうか?
これをとっても英語には様々な表現があり、
”My stomach hurts.”
”I have a stomachache(a belly ache).”
などは普通に使えるフレーズであり、
”My stomach is cramping.”
は、お腹が締め付けられるように痛い時に言ったりします。
” I feel nauseous.”
は、お腹がムカつく時などに使ったりするそうです。
”My stomach is like water.”
は、だいたい予想はつくと思いますが、下痢の時とかに使います。
このようにただお腹が痛いと言うことを相手に伝えたい時でも、どのように穴かが痛いのかなどを表現次第では一言でその詳細を伝えることができるのです。英語表現には様々なものがあるのです。
上のような表現は、学校で勉強して一つ一つ覚えることもできます。
しかしながら、My stomach is like water. のような表現はおそらく学校では教えてもらわないでしょう。なぜなら、それがシンプルで簡単な言葉の組み合わせであるからです。
そしてmy stomach(自分のお腹)がwater(水)のようにビチャビチャであると言う表現は(少し汚いけど)自分の中のイメージをそのまま言葉にしたという感じです。
それで通じるのです。それで十分意思疎通ができるのです。
これからわかることは、英語は自分の頭の中にあることや目の前にある状態をうまく簡単な言葉に落とし表現するというある種の「国語力」が大切になってくるということです。ここで言う国語力とは、うまく言語化する能力といってもいいでしょう。
それができれば、日本語でも英語でも、他の言語でも話すときは何も怖く無くなるでしょう。
「あなたはダンスがうまいね。」と言いたいときは
”You're good at dancing.”
”Your dance is awesome.”
とか言うこともできますし、
”You're like Michael Jackson!” とか、ダンスの上手い人の名前を挙げてその人みたいだね、とか言っておけばなんとなく通じるのです。
どうでしたか?
少しは英語を話すことに対するハードルは下がったでしょうか?
英語を喋ることは難しいことではなく(少なくともプレゼンとかじゃない日常生活などでは)、むしろある程度言葉を覚えたら、それらをどのように自分の言葉にしていくかが大事になってきます。それができれば、他の言語を学ぶ時にも使えますし、言語を学ぶことが楽しくなるのではないでしょうか?