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仮想通貨のリップル(Ripple/XRP)とは?特徴や今後の将来性を紹介!

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 国内の取引所でも複数上場しているリップルは日本での知名度も非常に高く、人気銘柄の1つと言えるでしょう。投資家の中では「将来性があり、高騰間違いなし!」という熱狂的な人もいるほどです。

では、そもそもリップルとはどんなものなのでしょうか?リップルの基本情報から特徴、オススメの取引所まで紹介していきたいと思います!

1 リップルとは?

 リップルを一言で表すと『価値のインターネットを実現する為の、次世代の決済システム』です。『価値のインターネット』とはリップル社が掲げる経営理念の様なもので、現状のインターネットに足りない機能を補完して利用価値を高めていこうとする動きを意味します。

では、『次世代の決済システム』とは何でしょうか。これは、現時点のターゲットとしては『国際送金システム』を指します。日本の銀行から海外の銀行に送金したりする際には、平均して1週間弱の時間と1万円前後の手数料が発生します。IT化が進んだ現代では非常に非合理的ですよね。それもそのはずで、今のインターネットが発展する前から確立されているシステムが今なお使われ続けているからです。

リップルはそんな前時代的な国際送金のシステムを刷新し、『次世代の決済システム』として『価値のインターネット』を実現させようとしているのです。

 

<基本データ>

・開発者:Ripple Inc.(リップル社)

・通貨:XRP

・発行枚数:1,000億枚(発行上限到達済)

・時価総額:3兆9166億円(全仮想通貨中3位)

 

 「リップル」というのは決済システムの事である為、厳密には仮想通貨ではありません。仮想通貨として流通しているのは「XRP」になりますが、簡易的にこの記事では「リップル」と統一します。リップルは既に発行上限枚数である1,000億枚を発行しており、今後新規発行される事はありません。

ですので、今後のXRPの値動きは「需要と供給」のバランスで基本的には推移していく事になります。2018年3月6日時点の時価総額は、全仮想通貨で3位と非常に高いシェアを誇っています。1位と2位は言わずと知れたビットコインとイーサリアムであり、この2つに肉迫する勢いがあります。

 

2 リップルの3つの特徴とは?

リップルはなぜここまで人気なのでしょうか?それはリップルの持つ特徴に隠されているのです。

 

 

1:独自の台帳『XRP Ledger』

 ビットコインなどの決済システムでは『ブロックチェーン』という技術が利用されていますが、リップルはブロックチェーンとは似て非なる『XRP Ledger』という独自の台帳機能を活用しています。XRP Ledgerについて解説する前に、ブロックチェーンについておさらいしましょう。

※ブロックチェーンとは?

『分散型台帳』とも呼ばれる取引記録システムです。従前の台帳と言えば、その管理者と取引の相手方くらいしか記録の中身は分かりませんが、ブロックチェーンは取引記録の全てが公開されています。この特徴から『非中央集権型』の技術として注目を集めています。

 ブロックチェーンでは1つの取引記録をトランザクションと呼びます。トランザクションの複数のまとまりを”ブロック”という単位でまとめ、次々に生成されるブロック上のデータを”チェーン”状に繋げていく為ブロックチェーンと呼ばれます。この仕組みによって取引の正当性・安全性が担保されると共に、中央管理者への権利の集中を防いだ民主主義的な経済活動が実現されます。

 

 XRP ledgerとブロックチェーンは決済プラットフォーム(決済を行う場所)という側面では同じですが、最大の違いは『管理形態』にあります。つまり、ブロックチェーンが非中央集権型であるのに対し、XRP Ledgerは『中央集権型』になります。管理しているのはリップル社から選ばれた「UNL(Validator)」であり、UNLがXRP Ledger上の取引承認を行っています。では、中央集権型によってどんな効果があるのでしょうか?

 最大のメリットは、『処理速度の向上』です。具体的にどれくらい速いのかは、後述します。次世代の決済システムを目指すのですから、処理速度の速さは非常に重要なポイントになります。なぜ中央集権型だと処理速度が速くなるのでしょうか。それは、UNLという”人”の手によって承認がなされるからです。代表的な決済仮想通貨のビットコインは、マイニングという方法で承認作業が行われます。これは、取引ごとに暗号の様なものを設定してそれを計算・解読して初めて承認されるやり方で、約10分の時間を要すると言われています。これに対しXRP Ledgerは人による承認だけなので、マイニング形式よりも承認スピードが速いのです。又、マイニングでは高度な暗号を迅速に計算する必要があるので、高機能のパソコンや電気代・通信代などコストが非常に高く一方、XRP Ledgerはその様なコストが少ないです。更に、マイニングでは承認者に報酬としてビットコインを新規発行していますが、XRP Ledgerでは承認者にこの様な報酬は支払われません。承認作業を営利目的ではなく、リップルの安定した稼働の為に行っているからです。

 そんなXRP Ledgerには現状デメリットもあります。それは、中央集権型なので、そもそものクリプト経済の基本的考え方に反しているのではないか?という問題です。中央集権型であれば、管理者が権力を利用して不正も働く事ができるということです。リップルはこの問題を認識しており、徐々に非中央集権型にシフトしようとしています。具体的にはUNLの母数を増やしていき、リップル内部による承認割合を減らしていく動きを取っています。

 

 

 

2:処理速度の速さ

 上記の項目でも少し触れましたが、決済目的としての競合仮想通貨と比較しても処理能力が非常に優れています。具体的にどれくらい速いのでしょうか。

・ビットコイン 7件/秒

・イーサリアム 15件/秒

・リップル 1,500件/秒

・VISA 3,000~4,000件/秒

ビットコインでは、1秒につき7件の取引を処理する事ができます。イーサリアムはその倍の15件です。そして、リップルはその100~200倍の1,500件です。比較にならない程速いです。この処理能力は、世界的に決済手段として用いられるVISAの速度の半分程で、次世代の決済システムとして十分な力を現時点でつけつつあるのです。

 ビットコインは現在『スケーラビリティ問題』というものに直面しています。これは、取引量が世界的な普及によって急増していく半面、処理能力が追い付かなくなっていくという問題で、決済機能としては致命的なものです。上記のXRP Ledgerを活用しているリップルは現状、このスケーラビリティ問題を克服しているとも言え、今後の普及の可能性は非常に高いと言えます。

 

 

 

3:内外為替一元化コンソーシアム

 このワードを目にした事がある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?世間からの注目度も非常に高まっており、新聞でも取り上げられています。これは、『リップルと銀行主体で国際送金の決済システムを変えよう!』というプロジェクトです。この取組が実現すれば、海外送金の処理速度の向上、手数料などのコスト負担の大幅な軽減を達成する事ができます。

<基本データ>

・事務局(取りまとめ):SBIホールディングス、SBI Ripple Asia

・参加銀行:国内銀行61行

・プロジェクト発足:2016年10月

プロジェクトの名前の通り、内国為替と外国為替のシステムを一元化、つまり同じやり方にまとめようというものです。そもそも、内為と外為は取引の流れが異なります。内為から見ていきましょう。例えば、U邦銀からM邦銀にお金を送金するとします。送金の手続きをしたら即時もしくは翌営業日に送金先にお金が着金されますよね。この時のお金の流れを見ていくと、間に「日本銀行」が入っているのです。国内の銀行は全て日本銀行に口座を持っています。そして、邦銀行間の送金だと、日本銀行に保有する口座での資金移動をする事で資金のやり取りがされているのです。

 では外為はどうでしょうか。法律の規制もあり例外はありますが、国内から全世界の銀行にお金を送金する事ができます。内為の様な流れを取れればいいのですが、世界中全ての銀行が日本銀行に口座を持っている訳ではありませんよね。そうなると、共通した預金先が存在しない為、内為の仕組みは使えません。そこで、外為では日銀の様な役割を『コルレス銀行』という所が担います。コルレス銀行とは、支払銀行と受取銀行がそれぞれ預金口座を保有している銀行で、コルレス銀行にお金を入金して、受取銀行に送金する流れになります。この取引に関係の無かった銀行が突如現れるので、内為に比べてやり取りが複雑化しますよね。文化の違いや時差の関係もあり、コルレス銀行全てが入出金の処理を即座にしてくれる訳ではありません。更に、仲介料としての手数料もかかります。この仕組みこそが外国為替の最大の問題点であり、リップルが革命を起こそうとしている所以なのです。

 内外為替一元化コンソーシアムでは、リップルが開発したクラウドサービスを利用して取引を行います。そこでは、送信通貨と受信通貨の間にXRPをはさむという仕組みです。そうする事で、銀行ごとに実施していた円からアメリカドルやユーロに立て替えるといった事務フローが削減されます。そして、24時間365日処理可能なシステムを構築する事ができます。従来の外国為替では一回の送金で1万円弱の手数料負担がありましたが、この仕組みが軌道に乗ればその10分の1以上ものコスト削減が可能になります。

3 リップルのチャート・価格推移

現在は95円前後で価格が安定的に推移しています。以前に遡ると2017年12月上旬から急激に価格上昇しており、当初の20円台から380円台までの爆上げとなりました。この要因はいくつか考えられます。

 

1:リップルの知名度向上

 国内の銀行の大半が参加している内外為替一元化コンソーシアムという取り組みもあってか、12月頃からメディアでの紹介が増加していきました。そこで、今まで仮想通貨に対して認識が無かった人からも、「銀行が参加しているから信頼できるものなのか?」「リップルの技術はすごいものなのかもしれない」と期待を集める様になっていきました。

 

 

2:仮想通貨市場の過熱ムード

 代表格であるビットコインを中心に仮想通貨市場全体が高騰基調になったのも12月上旬からです。この頃はどの銘柄を買っても利益が出ると言われてた程で、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで価格は上昇していきました。リップルも例外ではなく、ビットコインなどの主要通貨と似たチャートを形成しています。

 

 

3:ロックアップの発表

 リップルの発行枚数は1,000億枚となっており、既に発行上限に達しています。しかし、市場に流通しているリップルは1,000億枚ではなく、この半分以下でした。これは、半数以上のリップルをリップル社が保有していたからです。つまり、リップル社が保有している莫大な量のリップルを市場に流通させると、リップルの価値が下落してしまうのではないか、という懸念が当時あったのです。しかし、12月8日にリップル社が保有リップルのロックアップを発表した事により、市場心理が緩和されて買い圧力が増したと考えられます。

 今回のロックアップとは、簡単に言うとリップル社が保有するリップルを一気に市場に出したりしないよという約束みたいなものです。これが発表された事により、リップルの急落リスクが一気に払拭されたのです。

4 リップルの今後・将来性

 『次世代の決済システム』として仮想通貨界と銀行業界から強い期待を背負っているリップルですが、内外為替一元化コンソーシアムを中心に、革命がより実現的なものになりつつあります。

 3月8日、この取り組みを今夏にも提供するとコンソーシアムから発表があり、りそな銀行、住信SBIネット銀行、スルガ銀行の3行が先行してサービスを開始する事が決まりました。この3行の先行サービスとしては、アプリを使った3行間の送金手続きを24時間365日即時決済できるもので、手数料も既存のそれと比べて格段に安価になると報道されています。発足当時は、理想論を掲げるだけで実現できないのではないかと思われていたこの取り組みですが、ついに実用化という段階に踏み込んできています。

 リップルの様に、既存の経済圏をまとめて革命を起こそうとして形になってきている仮想通貨は殆どありません。仮想通貨の殆どが開発段階にあり、人気通貨の中にも実用化のメドがたっていないものはいくつもあります。これらの事から、リップルは非常に将来性が高いと考えられ、かつ2018年にその価値は更に上がるのではないかと言われています。

5 リップルを買うならBitbankとバイナンスがおすすめ

 そんなリップルですが、まだまだ購入するには遅くありません。月並みですが、「もうはまだなり」です!今回は国内と海外でオススメの取引所を1つずつ紹介します。

 

ビットバンク

金融庁の認可を受けた正式な仮想通貨取引所です。国内大手取引所と比較するとやや知名度は劣りますが、取扱銘柄の多さや手数料キャンペーンなどの利点があります。

 取引所には「取引所形式」と「販売所形式」があり、取引所形式は利用者間で仮想通貨の売買を行うもので、販売所形式は仮想通貨取引所が利用者の相手方となって売買を行うものです。それぞれメリット・デメリットはありますが、手数料等のコストが抑えられ、取引価格を自分で決められる「取引所形式」が個人的にはオススメです。取引所形式は、多くの取引所ではビットコインのみの取扱いであったり、そもそも取引所形式を扱っていないという所も多いです。そんな中で、リップルを含めたアルトコインの取引所サービスを提供している数少ない取引所の1つがビットバンクなのです。

 又、現在ビットバンクでは、2018年6月まで仮想通貨の取引に係る手数料無料化キャンペーンを実施しています。他の取引所では最大で5%程の負担が生じる手数料を0にする事ができるので、短期的な売買でもコストを気にせず行うことができるのがいいですね。

 

 

 

 

 

バイナンス(Binance)

 

バイナンスとは中国にある仮想通貨取引所で、全世界の取引所の中で最大規模の取引量を誇っています。2017年に設立された比較的新しい取引所ですが、多数の無名コイン(草コイン)を取扱っている事、手数料が安い事から急激な成長を実現した取引所です。

 バイナンスの仮想通貨取引手数料は0.1%と国内大手取引所と比較しても見劣りしない安さです。更に、バイナンスが発行している仮想通貨BNBを利用して取引をすれば、半額の0.05%で取引することができるのです。国内の取引所では見る事のない仮想通貨を購入する事ができるので、リップルの購入だけでなく、他の仮想通貨の取引にも目を向けてみるのもいいかもしれませんね。

 

 

 

 

6 まとめ

・リップルとは『次世代の決済システム』

・他の仮想通貨と比べて決済スピードが速い

・銀行業界と連携した為替サービスが2018年中に実用化されるかも

・リップルを買うならビットバンク、バイナンスがおすすめ!

 この記事をまとめている3月中にも更に好材料となるニュースが発表されるかもしれません。悪材料が度重なって出ている仮想通貨業界ですが、この様に明るいニュースを提供してくれるリップルはつい応援したくなりますね。今後の動向から目を離さないようにしましょう!