RanQ


「英語を勉強する意味」を結構真面目に考えてみた

  • Thumb thumb illust 52
  • 1
  • 511View

楽天が社内の公用語を英語にしたというニュースは新しい事ではなく、近年では英語は以前にも増して必要なスキルとして語られるようになってきています。

「英語しゃべれないの?」

「英語しゃべれなきゃダメじゃん!」

「TOEIC何点?」

「このご時世、英語なんて話せて当たり前だよ!」

というふうに、皆さんも少なからず、英語から来る何かしらのプレッシャーを感じている事でしょう。

この時代に、なぜそんなに英語力の必要性が叫ばれているのかを考えてみたいと思います。

 

 

1 英語力というスキルを持つメリットは?

まず勉強をする上では欠かせないのが、モチベーションです。

人間のモチベーションとはだいたい不安定なものであり、多くの人は強い動機にかられないと、目標に向かって長い間努力するのが難しくなります。特に英語力というのは一晩やそこらにして身につくものではないので相当な時間と努力が必要になります。

そんな時に、あなたが英語力を得た後の世界を想像してみることもいいのではないでしょうか?さて、英語力を得たあなたはどのようなことが想像できますか? たとえを上げてみると、、、

 

・仕事の幅が広がる。

英語力があれば、少なくとも英語圏の国々では何らかの形で仕事を得られます。これは元NTTの会長や大手商社の役員の人たちが共通して言っていたことですが、あなたが大手の会社に就職しているとして、英語力がある人とない人ではーやはり語学研修があるとは言ってもー海外駐在を任されやすく、国内よりも圧倒的に海外の方が成長できると言っていました。また、海外から帰って来るとー海外にそのまま残るとしてもー役員レベルの仕事を得られるポジションにつけたり(海外だと海外支局責任者など)するとも言っていました。

 

・世界中どの国でも旅ができるようになる。

世界に旅に出て痛感させられるのは英語の応用性が高いということです。もちろん、その国の地方などに行けば英語を使えないことが多いでしょうが、だいたい英語圏ではない国でも首都ではホテルや観光地はもちろんのこと普通の通行人に対しても英語は思っている以上に使うことができ、英語で話すことができます。

 

・より多くの人と話ができるようになる。

海外には、優秀な人は山ほどいますが彼らが日本語を喋れるのかというとおそらく大半の人が話せないでしょう。しかし、英語圏の優秀な人はもちろん、インド、中国、アフリカ、ヨーロッパなどの優秀な人は多くが英語を話せるでしょう。そして、自分が英語を話せたらどうでしょう?そういう人とまず言語の面では対等に話ができます。日本にも専門知識が豊富で優秀な人は多くいますが、英語を話せない人は多くいます。そのような人たちは知らずしらずのうちに(英語を避けているうちに)、情報交換できなかったり、世界の情報を取り入れるのが遅れてしまったりします。例えば、非常に良い本があっても、まだ邦訳されていないために、それが読めずに結局情報を見逃してしまいということがあったりします。

 

・恋愛対象が広がるかも?!

3500000000(35億)!とは言いませんが英語を話せると、確実に外国人とも色々恋愛をしたりすることも可能になってきます。あのトムクルーズに似たイケメンと付き合いたいとか、あのエマワトソンみたいな外国人と一緒に歩きたいなど日本人とは違う外見を楽しめるだけではなく、国によって考え方・ライフスタイルが違い、その考え方・ライフスタイルが日本の人より合う!ということもあるかもしれません。なので、日本で何か違和感を感じている人は英語を勉強して、海外の人と恋愛すると何かヒントを得られるかもしれません。

 

などなど!

英語力を身につけると、明るい未来が見えてきませんか?

英語力をつけるだけで、世界がこんなにも広がり、生活が楽しくなるのです!また、英語力を習得しても、何のデメリットもありません!(あえて言えば、英語で言っている悪口がわかって不快になるくらい)

 

 

2 英語を勉強しなくても生きていけるよね?

もちろん、英語を学ばなくても生きていけるのは生きていけるし、それなりに満足した生活を国内で送り、時には海外旅行をして結構人生を楽しむことはできるでしょう。わざわざ、そんなに時間とエネルギーをかけてまで英語力をつける意味を見出せない、という人も多くいると思います。

 

ビジネス面から見ても、日本の市場はそれなりに大きいし、英語力を身につけて海外にビジネスをしに出て行かなくてもお金を稼ぐことはできますし、仕事もたくさんあるので、何も困ったことはないでしょう。

 

学生の中には、専門知識も身につけないままで、英語だけ勉強しているという人を軽蔑している人さえいます。専門知識も持ってないのに、英語だけ勉強して海外に出て行って何ができるのか、と。

 

 

これらはいずれも正当な意見だと思います。

3 内向きになりつつある日本。

私の感覚的には、ー少なくとも私の周りにはー上に書いたような意見を持つ人が意外と多いように感じています。もちろん、留学生や留学経験のある日本人学生を多く知っていますが、やはり留学・海外に興味がある人が少ないように感じます。

 

それを示すデータがあります。

1980年代あたりから増加を始め2002年における日本人の海外留学者数は80,000人弱であり、2004年にピークを迎え83,000人ほどになりそれから減少し、2011年には57,000人ほどになり、それから毎年減少傾向にあります。(中国などは大幅に留学生の数を増やしており、アメリカ、インド、韓国はいずれの国も留学生数は増加傾向にあります。)参考pdf

 

要因としては、少子高齢化などの原因で学生の全体数が減っているのも理由に挙げられると思いますが、それを考慮しても日本の若者は海外に出て行くことに消極的になりつつあるようです。

将来的には、この傾向は日本にとって良くない影響を与えそうです。

4 停滞している日本経済。

今現在、日本は少子高齢化の真っ只中で、国の予算は年金などの社会保障分野に大きく割かれているのが現状です。しかも、若者(生産年齢人口)の数が減っていく中で、GDPも低成長であります。私たちの親の世代は今でさえ不況の中にいますが、戦後の高度経済成長期・バブルなどを経験し、比較的安定した生活を送ってきたと言えるのではないでしょうか。

 

しかしながら、想像して見ると、高齢者は今後増加していき、社会保障の国の歳出は多くの若者の負担になりかねません。これからの日本という国はものすごく厳しい状況を突きつけられると言えるでしょう。東京に暮らしていると、仕事が溢れ、お金持ちが街で大金をはたき、毎晩お酒を飲むサラリーマンがいたりと、一見これからも安定した未来が確保できそうで、危機という言葉とは無縁な気がしてきます。

 

一方、地方を見渡して見ると、若者はいなくなり、商店街のシャッターが閉まる量は日に日に増えていき、本当に文字通り「死にそうな街」がそこにはあります。日本が人口減少を経験している中、人口が増えているのは、東京や大阪などの都市圏だけ。地方の第一次産業の工場は廃れ、将来にはロボット・AIか何かに取って代わられるかもしれないと怯える製造業従事者など。観光業・サービス業など、第三次産業の割合が高まっていく中で、都市圏だけがそれを独占し、同時に豊富な観光資源を持っていない地方都市もある。

こんな日本の状況を理解している若者がどれだけいるのだろうか。

 

そんな経済が停滞している極東の国とは裏腹に、その勢いを止めない中国やアセアン諸国。彼らは日本と違い、これから発展する未来が明るく見えているはずである。ではここで日本は何をしなければならないのか。

 

積極的に海外に出ていき、商売をしたり、投資をして行かなければならないのだと思う。これまでのように輸送機械・半導体などのような産業だけでは、もう日本という国が回らなくなるのではないか。そうした時代に、積極的に海外へ出ていくにはやはりグローバルな人材が必要で、少なくとも英語力は必要なのである。英語力のある誰かがやってくれるとも思っている人もいると思うが、若者の皆がそれを理解し、積極的に世界へ出て行かないとGDP5〜7%をほこる新興国には追いついていけないのである。

これが私の意見である。

5 日本が国としてするべきこと。

 

日本は、将来的には世界でも活躍でき、仕事ができる人材を作らなければならなくなるでしょう。

3番目の「内向きになりつつある日本」のところで、留学をする学生が減っていると述べたところで、大きな原因は主に二つであり、語学力と経済的な問題である。また、大学生にとっては留年してしまうとか、帰国後の単位認定の問題などがあります。

 

では、日本は国として何をしていかなければならないのか。それはおそらく、英語教育の改善と若者に対する奨学金などの支援、また大学生などへの留学バックアップなどの制度を整えないと行けないでしょう。

 

英語教育の問題は、よく言われているように、日本の英語教育は読み書き(リーディング、ライティング)が中心的で、聞いて話すということ(リスニング、スピーキング)がおろそかにされていると。それは本当のことだと思います。ここで、読み書き(リーディング、ライティング)をなくして、聞いて話すということ(リスニング、スピーキング)に移行しろという人が出てきます。

 

しかし、私はこの意見には否定的で、現に今、私が話している英語の文法や単語の知識の多くは高校の英語の授業から得たものだからです。海外で留学したこともないし、住んだこともない私が今英語を話せているのは、多くの英語を人と話したからです。英語を話せるようになるには英語を話すことになれる、ということで十分なのです。 そして日本の英語教育にはそういった英語を人と面と向かって話す機会が少ないように思われます。

 

また、奨学金の問題や大学の留学バックアップ制度が整っていないのも問題であると思います。国としては「トビタテ留学」という事業をしており、だんだんと日本の学生を海外に送り出そうとしているのがわかります。また、大学単位で見ると、東大・京大・慶應などは国からの予算が大きいだけに豊富な資金を持っており、比較的奨学金などの分野では非常に優れています。また、海外の短期プログラムの奨学金も非常に豊かで良い環境が揃っています。しかし、他の国公立の大学は十分な予算がなく、短期のプログラムにさえ割く予算がなく、結局ほとんど私費で行かないといけないという問題があります。このような理由で、興味はあるが経済的な問題のために海外に積極的になれないという人も多くいます。ここに大きな問題が見え隠れしています。

 

6 一番大切なのはコミュニケーション能力なのか?

ところで、「英語が少々喋れなくても、要はコミュニケーション能力が大事なんだよ。自分の意思が伝われば問題ないよ!」という人がいますね。ここで議論しているのは、外国人と話したり、商談をしたりするときに一番大切なのは、コミュニケーション能力か英語力(語学力)のどちらか?ということです。

 

どう思いますか? みなさんの意見を聞いてみたいところですが.....

 

確かにコミュニケーション能力はとても大切で、それがあれば急速に相手との距離を縮められたりすることもできます。一概にコミュニケーション能力と言っても、範囲が広いのでここでは勝手に意味を限定して、「スムーズに意思疎通ができる力」ということにさせてもらいます。

 

私の意見は、

 

どっちも!!!

 

ということであります。

 

なんだ、そんな答えかと思われた方には申し訳ないです(笑)。実際、コミュニケーション能力と英語力のどちらが大事かという馬鹿げた質問をすること自体が間違っているかもしれないんですが、本当にどちらも大事なんです!

 

こういう答えに至った経緯を説明すると、コミュニケーション能力と英語力は互いに独立しているものではなく、相互に関わりあっているのです。なぜなら、英語力のレベルが高いほど、適切な言葉選びができたり、面白いジョークが言えたりと、自然とコミュニケーション能力も上がっていくのです。これは私が経験したのでそう思うのです。英語を多く話し、英語力が上がっていくと同時に、外国人と話すことにまず抵抗がなくなったりして、慣れてきます。そうして、だんだんとどのように話しかけて、話をどのように持っていったらいいかわかるようになるのです。そうしているうちに、いつの間にかコミュニケーション能力もある程度上がるのです。もちろん、表情やアイコンタクトなど、英語力とは関係のないコミュニケーション能力もあります。それは別に鍛えて行かないといけません。

 

これから言えることは、英会話の練習がてら、外国人と話をして同時にコミュニケーション能力もあげちゃいましょう!ということです。

 

 

7 若者にとっての英語。

 

以上のことからわかるように、若者にとって英語力をつけることはとても大事です。

 

しかし、まだまだ英語を勉強する気にならない人がいると思います。

 

そういう人たちには、身近なところから英語に関わっていって欲しいと思います。例えば、洋画、海外ドラマ、洋楽などがあります。音声を英語にして、字幕は日本語で見て、というふうに少しでも英語との接点を増やしていくことが重要だと思います。また、慣れてきたら、街中にいる外国人に話しかけてみたり、クラブで一緒に踊ったりと、英語と自分との隔たりをなくしていくことが大切です。

 

 

 

ここまで読んでくれてありがとうございました。よければ、コンタクトをとったり、意見などをお聞かせしたりしてください。

Thumb thumb illust 52

英語郎

エイゴでイロイロなコトやろう。 何か記事への質問・意見・感想などがあればここまで。 ツイッターで@eigorou_source