RanQ


英語の難問をシンプルに! 仮定法の基礎の基礎!

  • Thumb thumb illust 52
  • 1
  • 41View

 

なんとも悩ましい「仮定法」

いついかなる時でも、わたしたちの頭を混乱させてくれます

 

あなたが、もし仮定法ってなんだ!?と思っているなら、“would”や“could”、“should”の意味の暗記をやめましょう!

 

できるならば、“have”や“had”の使い分けを

「これは仮定法過去の文だから~~」や「過去の事実の逆だから~~」などとだけで覚えてしまうのも絶対NG

 

実際の使われ方にも触れながら、「どんなイメージを持てば良いのか?」仮定法について見ていきまーす!

1 仮定法って何?? とってもシンプルに考えて!

 

If I never have dropped out, I would never have dropped in on this calligraphy class, and personal computer might not have the wonderful typography that they do.

 

「もし私が大学を中退せず、この書法の授業を取らなかったら、パソコンには今日あるような素晴らしいフォント(書体)はなかっただろう」

 

スティーブ・ジョブスというアップルコンピューターの創設者が、大学の卒業式で講演した際の1フレーズです。

彼は、「自分が大学を中退したこと」が「アップルの美しいフォントデザインを得ることに繋がった」とお話しています。

 

赤線の部分が仮定法です。

 

 

仮定法って、「仮の」お話しをすること。「仮の」ってだけあって、「事実とは違う」ことをお話するんです。

日本語でもありますよね??

 

日本語と英語での時制の区別って、ほんの少しだけ変わってくるんですが、

 

 

(今は)雨が降っている」

→「(仮に)雨が降っていなかったら

 

(今は)ネットがある」

→「(仮に)ネットがなかったら

 

(昔は)友達が犬を飼っていた」

→「(仮に)飼っていなかったら

 

(昔は)バンドをやっていた」

→「(仮に)やっていなかったら

 

 

こんな風に「仮の」お話しますよね。

日本語でお伝えすると、仮定法ってこれだけのこと。

英語も基本的には同じ。「時制を一つ昔にする」だけなんです!

 

時制というよりは、むしろ「動詞の見かけ」を「あえて変えて仮のお話にする」、これだけです。

「見せ方を変える方法」「動詞の時制を一つ昔にしてやる」ってことだけなんです!

 

ここで、1点だけ覚えておいて欲しいのが「日本語と英語の時制の捉え方」が違うってこと!

 

先の例文にあるように、(仮の)話をしている時って日本語は「全部過去形」になっていませんか??

これが英語だと「今・昔+もっと昔・未来」を区別して表現するので、あえて日本語に訳すと「~~しただろうに」とか「~~してしまっていただろうに」とか、普段使わない表現が当てられてしまって、それが仮定法を分かりづらくしてしまっているんですね。

 

英語の時制は「時系列のイメージ」

 

日本語というよりも、「今・昔+もっと昔・未来」いつのことをお話してるの?にフォーカスして、時間の流れで考えて欲しいのです!

 

 

「今のこと」を仮定するとき

(仮定法過去)

「昔のこと」を仮定するとき

(仮定法過去完了)

 

 

この2パターンの仮定法を見ていきましょう!

2 「今のこと」の仮定って?? (仮定法過去って呼ばれてます)

「(今は)雨が降っているから、外で縄跳びできないや」

It is raining, so I can not go out and play the jump rope.”

 

これを仮の話に変えると、

 

「(今)もし雨が降っていなかったら、外で縄跳びできたんだけどな」

If it were not raining, I could go out and play the jump rope.”

 

go out”= 外に出る

play the jump rope”= 縄跳びで遊ぶ

 

 

 

 

(今)雨が降っているから、できない

It is raining” so “I can not go out”

 

(もし)雨が降っていなかったら、できた

If it were not raining” and “I could go out”

 

 

今の事実に対して、「肯定と否定が逆」になって「時制が一つ昔」になっているでしょ??

 

 

「(今は)ネットがあるから、すぐに遠くの人とも連絡できる」

We have the internet, so we can get in touch with someone far from me.”

 

を仮定法で書き換えると、

 

「(もし)ネットがなかったら、遠くの人とは連絡できないだろう」

If we had no internet, we could not get in touch with someone far from me.”

 

get in touch with ~”= ~と連絡を取る

 

 

 

 

「(今は)ネットがある」

We have the internet

「(今は)連絡できる」

we can get in touch with

 

「(もし)ネットがなかったら」

If we had no internet

「(きっと)連絡できないだろう」

we could not get in touch with

 

 

「肯定と否定が逆」になって「時制が一つ昔」になっていますね!

日本語では、あくまで今起こっていることの仮定なので「~~する/ できるのに」や「~~した/ できたのに」といったシンプルな現在形や過去形の表現が当てられます。

 

また、be動詞”を含む仮定法過去の表現では、“be”はシンプルな過去形になるのではなく、

「“were”の形になる」ことも頭の片隅に入れておいてください。

単純に“were”になるだけなので、それで十分です!

 

I wish I were a bird.

「もし私が鳥だったらなぁ」

3 「昔のこと」の仮定って?? (仮定法過去完了って呼ばれてます)

まず、英語には過去形よりも「もっと昔」を表現する「過去完了形」っていう表現があります。

助動詞“have”の過去形hadを使います!

仮定法過去完了のときの動詞の形は、had 動詞の過去分詞形”になります。

昔のことを仮定するときはhad 動詞の過去分詞形”になる。これだけ意識しながら、見てもらえれば大丈夫です!

 

 

「(昔は)友達が犬を飼っていたから、犬と遊んで犬が大好きになった」

My friend had a dog, so I played with the dog and I loved dogs.”

 

仮に犬を飼っていなかったら、とすると

 

「友達が犬を飼っていなかったら、犬と遊ばなかっただろうし、犬を好きにはならなかっただろう」

If my friend had had no dog, I wouldn’t have played with the dog and wouldn’t have loved dogs.”

 

こうなるんです。

 

have a dog”= 犬を飼っている

had had no dog

= 過去完了の助動詞 ”had” と動詞の “have” の過去完了形がくっついて、変な形に見えているだけで、初めにお伝えしたルールそのまんまですよ!

 

 

 

「(昔は)犬を飼っていた」“my friend had a dog

「(昔は)犬と遊んで、大好きになった」“I played with the dog and loved dogs

 

「(もし)犬を飼っていなかったら」

If my friend had had no dog

「(きっと)犬と遊ばなかったし、大好きにはならなかった」

I wouldn’t have played with the dog and wouldn’t have loved dogs

 

 

 

「昔の事実(過去形)」が「過去完了形で仮定(“had 動詞の過去分詞形”)」

になっていますよね??

 

仮定法過去と同じように、「昔の出来事」に対して「肯定と否定が逆」になって「時制がもっと昔」になっただけなんです。

紛らわしくなったようでも、仕組みは全く変わらないんですよ!

4 ”would” ”could” ”should”ってなんだ??

あなたは、ここまでお読みいただいて”would” ”could” ”should”って入ってきてるけど、一体何だろうと思っていませんか??

 

これも助動詞と呼ばれるもの。

それぞれ、助動詞“will”“can”“shall”の過去形です。

 

ただ、これら助動詞のお話はとーーってもやっかいなので、ひとまず「仮定法で使われる時の基本的な意味」をお伝えしたいと思います!

 

そして、超基本の仮定法過去・過去完了では「これらの助動詞が必ずペアになって出てくる」と覚えておいて差し支えありません。

 

 

仮定法過去での

 

would

「~~しただろうに」(こうしていた/ こうなっていたを表す)

could”(これができていたを表す)

「~~できただろうに」

should”(こうしていれば良かったを表す)

「~~すべきだろうに」

 

 

そして、

 

 

仮定法過去完了では

 

would have 過去分詞形”

could have 過去分詞形”

should have 過去分詞形”

 

の形になります。

日本語で当てられる訳は、ほとんど変わりません!

(日本語には「もっと昔」に当たる過去表現がないためです)

 

5 まずは基本を押さえて

 

仮定法って、本来であれば「仮の話をする」こと全般を指すんです。

それが「実現可能かどうか」や「今までに起こった出来事を仮定する」のか「脈絡のない主観で仮の話をする」のかによって、細かい使い分けが出てくるんです。

紛らわしいからテストなどではよく出題されるものです!

 

今回お伝えできなかった“be動詞”の仮定法も良く出題されるものです。

原理は今日お伝えしたこととほぼ同じ。

仮定法現在と呼ばれる用法とも相まって、嫌われる文法No.1になってしまっています。

 

まずは、確実にゼッタイ避けられない基本事項を押さえて欲しいと思います。

今日お話したことを必ずOKにしていただけると、あなたのこれからの英語学習にきっと役立つと思いますよ!