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英語の完了形って一体全体なに!?

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「完了形」と難しい名前が当てられている“have”と“had”。

あなたも、わたしと同じように??と思ってしまったことがあるかもしれません。

 

初めて聞いた頃は、完了形っていう言葉が何だか訳が分からなかったし、「時制」や「仮定法」とかっていう文法でもよく出てくるし、爆発度MAXです。

 

そんな完了形。ちょっとした発想を持つことで、ちゃんと整理できるんですよ。

どんな風に捉えれば良いのか、しっかり見ていきまーす!

1 助動詞“have”とは?? 他の助動詞と何が違うの??

 

助動詞“have”と初めて聞いたのなら、しっかり覚えておいてください!

完了形の“have”は助動詞なんです。

 

「持つ/ (動物を)飼う」を表す動詞の“haveとは、起源や形こそ同じものの、今では全くの別物と考えてくだされ!

 

助動詞の“have”とは、助動詞と呼ばれる通り「動詞の前にくっついて意味を加えるもの」です。

他の助動詞と違うのは2点!

 

 

主語(文や節の頭に来る、その文の主体のこと)が誰? or 何人?による3人称単数現在の活用をすること

 

助動詞“have”の後の動詞は、過去分詞形(意味は違うけど受け身の動詞と同形)になる

 

 

このことさえ他の助動詞と区別できていれば、後は一緒!

意味だけ覚えてしまえば、しっかり理解できてしまいます。

2 助動詞“have”の持つ意味とは??

 

この“have”には意味が3つあります。

基本的に文脈で判断できれば大丈夫です!

 

「~~してしまった」  (完了)

「ずっと~~している」 (継続)

{~~したことがある} (経験)

 

日本語で考えた時の訳と、右側に用法(文法的な使われ方の名前)を加えています。

 

例文をいくつか見ていきましょう!

 

 

「~~してしまった」

ある動作がすでに完了してしまっている様子のことを表す。

 

I have already told them that.

(わたしは、すでに彼らにそれをお話しておきました/ しまいました)

 

already”= すでに、もう

told”= “tell”(言う、お話する)の過去分詞形

them”= “they”(彼ら)の代名詞目的格

 

この完了用法にちなんで、現在完了・過去完了といった完了形という名前が付いているんですね。

 

 

「ずっと~~している」

ある動作が一定期間、そして今も続いている様子を表す。

(プラスしてお話しない限り、それは今後もしばらく続きそうなニュアンス)

 

It has been a little bit cold at night, right?

(最近、夜はちょっと寒くない?)

 

been”= “is”の過去分詞形

a little bit”= ちょっと

cold”= 寒い

at night”= 夜に、夜は

right?”= 文全体は疑問文ではないが、最後にくっつけて問いかけている(口語)

 

※ちなみにですが、この例文はよく出てくる天気の表現。

天気や気温、雰囲気や時間などは“it”を主語にして文を作ります。

よく例文の“been”を抜かして文を作ってしまう人がいるので、せっかくなので、文の作りに触れておきますね!

 

  • It is a little bit cold at night, right?

(夜は少し寒いよね?)

 

  • It has been a little bit cold at night, right?

(最近、夜はちょっと寒くない?)

 

is”(動詞)の前に助動詞“have”が入ってきて、“ have been”になっているだけでしょ??

have”を動詞と混同して“been”を抜かしちゃうと、①の文章からそもそも“is”がないことになっちゃうんです!

ここの整理はぜひ覚えておいてください!

 

そして、“have”自体にずっとっていう期間の意味が加わるので、「ここ最近しばらく」という訳が当てられるんですね。

 

 

「~~したことがある」

今までに経験したことを表す。単なる過去形が出来事を「客観的に」伝えるのに対して、経験用法の完了形は「より主観的な」経験としてお伝えするニュアンス。

 

I have been to bubble tea place once in Shinjuku.

(わたしは、新宿のタピオカ屋さんに1度だけ飲みに行ったことがあります)

 

been to ~”= ~に行く(完了形のときだけ“go to”は“been to”になる)

bubble tea”= タピオカジュース/ ミルクティー(タピオカはそのまま“tapioca”とも呼ばれるので、これでもOK

place”= 場所という意味もあるが、色んなものとペアになって~~屋などともできる

Ex.my place= 私の家/ 部屋)

once”= 1度

in Shinjuku”= 新宿で、新宿の

3 “had”とは??

 

had”とは、“have”の過去形のこと。単純にそれだけなんです。

ここで、覚えていただきたいのが、英語の「時制」表現は「時系列のイメージ」で捉えられること。

日本語では単純に「~~だった」と言うことが、「時系列で考えると」時間差があったりします。

そのときに”had”を使うんですね。

 

”When I went out home yesterday, the time of the meeting had already begun.”

(昨日、わたしが家を出た時には、ミーティングが始まる時間はすでに過ぎていた)

 

なんだか物寂しい出来事ですが、ここで注目していただきたいのが

went outhad begun

 

日本語では両者とも過去形の表現として成り立っていますが、英語は時系列で出来事を捉えます。

went out”(家を出た)時には、すでにミーティングは“had begun”(始まっていた)していたんですね。

この両者には時間差がちゃんと出ています。こういう場合を表現するのに“had”があるんです。

 

過去よりももっと昔を指す表現なんです!

 

「仮定法」と呼ばれる文法でも、それは同じ。

仮定法では、「今の事実と逆のこと」を仮にお話するために「時制を一つ昔にする」んですが、

「昔話(過去形を使った昔の事実)の逆のこと」をお話するために「時制をもっと昔にする」んです!

 

少し難しそうですが、原理はぜーーんぶ同じなんです。

4 一見風変わりな助動詞

ここまででお話してきて、“have”や“had”が風変わりな助動詞で、助動詞っていうには難しいかもしれません。

そのため、まず“have”と“had”の例文を覚えちゃってください!

 

http://ranq-media.com/articles/10601

の記事でも少しだけお話しているのでご参考にしてみてください!

 

一番初めにするべきことは、「他の言葉との区別」。

どんな使われ方をしているのか?

どんな意味を持つのか?

 

しっかり区別できるようになってしまえば、後はほんの少しプラスアルファで覚えていけば十分です。

「時制」のイメージと合わせて、バッチリ身に付けちゃいましょう!

5 3用法を表す言葉 まとめ

 

have”の用法は文脈やシチュエーションから判断できれば良いですが(シチュエーションである程度言い方があります)、

ペアになって、それで大体用法が決まってくる言葉もあるんです!

 

最後に、いくつかまとめておきますね。

 

[完了用法]

already”= すでに、もう

yet”= まだ(していない)

just”= ちょうど(終わった)

 

[継続用法]

for ~”= ~の間(期間を表す)

since ~”= ~から(ずっと続いている)

these days”= 最近は(“those days”「当時は」など、一定期間の幅を表す言葉は全て継続用法)

 

[経験用法]

once, twice, ~times= 1度、2度、~度(序数と呼ばれる経験「回数」を表す言葉)

before”= 以前、前に(したことがある)

been to ~”= ~に行ったことがある(“been to”がきたら、“go to”の経験用法しかない)

ever”= 今までに(副詞。「今までに」ときたら経験用法しか文脈に合わない)

never”= 今まで1度もない(1度もある動作をしたことがない)